保湿成分を性質別に仕分けしてみた!スキンケア選びの参考に!

以前、三大保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン)について詳しく解説しました。
しかし保湿成分は、まだまだたくさんあります。
そして、それぞれ違った性質をもっているんです。

保湿成分の違いを知っておくべし!乾燥肌にも敏感肌にも有効活用

2016.02.08
自分が使っているスキンケアには、いったいどんな性質の保湿成分が含まれているのか。
意外とわかっていない人が多いようです。
そこで今回は、三大保湿成分以外にもたくさんあるさまざまな保湿成分の性質を解説していきます。

これからスキンケア商品を選ぶうえで自分に合った保湿成分をチョイスできるように、このページをぜひ参考にしてくださいね!

水分を挟み込む性質の保湿成分

毎日スキンケア

角質層の中にある角質細胞間脂質は水分を挟み込んで、積みあがったレンガのような構造をつくる性質があります。
この構造を、ラメラ構造といいます。

こうして角質層内は、水分を挟み込むことで水分を維持するわけです。

角質層は肌の一番外側にあり、内部の水分蒸発を防いだり、外部刺激から守るバリア機能を担っています。
肌にとってかなり重要な層なので、角質層内に水分を保つことは保湿において大切なことです。

セラミド

角質細胞間脂質の、約4割を占める主成分です。
湿度が下がっても、水分を持続的に保つ力をもっています。

角質層内の水分は、このセラミドの量にかかっているといえます。

スフィンゴリピッド

セラミド以外の角質細胞間脂質は、スフィンゴ脂質(スフィンゴリピッド)と呼ばれます。
セラミドと同様の働きをすると思ってください。

レシチン

大豆から抽出される成分で、正確には水素添加レシチンといいます。
レシチン単独では酸化しやすいので、酸化しにくいように水素を添加したものです。

セラミドと並んで、保湿機能とともにバリア機能の強化もできる成分です。

ステアリン酸コレステロール

ステアリン酸コレステロールは脂質の一種で、コレステロールとステアリン酸のエステルです。
エステルとは、アルコールと酸が反応してできる化合物になります。

類似細胞間脂質(細胞間脂質に似たもの)ともいわれ、角質層内の脂質と馴染みやすい成分です。

ほかの油脂性の成分と一緒に使用すると、油っぽさが抑えられてサッパリした使用感になるという特徴があります。

バルクオム、男性、女性

水分含有力のある保湿成分

毎日スキンケア

水分を抱え込む性質の保湿成分は、もともと真皮にある成分が多く使われています。
真皮とは表皮の下にある部分なので、ここにしっかりと水分があると肌にハリが生まれます。
つまり、肌の土台になる部分の保湿成分だと思ってください。

水分を挟み込む性質の保湿成分よりも価格的に安い成分なので、ハンドクリームなどにも使われています。

ヒアルロン酸

真皮にあるゼリー状の保湿成分です。

とても保水力の高い成分で、わずか1gで6000mlの水分を保持できるといわれています。
その高い保水力から、保湿成分として配合している化粧品が多くみられます。

皮膚だけでなく、軟骨や筋肉を構成する主成分でもあります。

コラーゲン

真皮の中で、肌の弾力を保っている成分です。

しかしスキンケアにおいて、コラーゲンは分子も大きく真皮にまではなかなか届いてくれません。。
保湿効果は期待できますが、定着させて肌弾力をとり戻すのは難しいと思ってください。

肌弾力のためには、コラーゲンそのものよりもコラーゲンを生成させる成分をとり入れることをおすすめします。

エラスチン

エラスチンは真皮の線維成分です。
ゴムのように伸び縮みする性質をもっていて、真皮の中ではコラーゲン同士を結び付ける役割をしています。

つまりエラスチンが足りなくなると、コラーゲンが結びつかなくなってたるんでしまいます。
コラーゲンと同様に真皮にまでは届かない成分ですが、スキンケアにおいては保湿効果が期待できます。

ヘパリン類似物質

血液中のヘパリンという成分には、水分含有力があります。
そのヘパリンに似た成分を、保湿成分として応用したものです。

医薬品にも使用されています。

シリカ、肌

吸湿性のある保湿成分

毎日スキンケア

吸湿性のある成分は、空気中の湿度が下がると保湿力も低下してしまいます。
空気中の水分や、真皮からの水分を吸湿して肌にうるおいを与える性質だからです。

「水分を挟み込む性質の保湿成分」や「水分含有力のある保湿成分」よりも、保水力は低いと思ってください。

NMF(天然保湿因子)

尿素、アミノ酸、PCA(ピロリドンカルボン酸)などは、このNMFになります。
人がもともともっている保湿成分で水と馴染みやすく、水分を抱え込む機能がある成分の総称です。

保湿力はあまり高いといえない成分ですが、サラッとした使用感が特徴なので、化粧水に配合されることが多い成分です。

PG、グリセリン、1.3BG

PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1.3BG(ブチレングリコール)はアルコールの一種になります。

アルコールときくと保湿成分から遠い印象ですが、これらの成分には吸湿性があるので化粧品にはかなり多用されています。

コラーゲン

油分

毎日スキンケア

スキンケア業界では、一昔前は「油分でフタ」がセオリーでした。
現在では見解が違っていて、油分でフタはやや古典的な発想となっています。

しかしオイルやクリームなど、油分が多いスキンケア用品のベースには必要な成分です。

鉱物油(ミネラルオイル)

石油を分別蒸留させてつくりだす油です。

石油ときくと肌に良くないイメージをもたれがちですが、酸化しにくいので管理がしやすく、安価というメリットがあります。
また、アレルギー反応が出にくいというメリットもあります。

よく軟膏などに配合されているワセリンも、この鉱物油でつくられています。

皮膚に吸収されにくいオイルなので肌の表面で膜を張り、水分の蒸発を防ぎます。
肌の「保護」的な役割をする成分だと思ってください。

植物油(キャリアオイル)

オリーブオイル、ホホバオイル、アボカドオイルなど、植物から抽出されるオイルはこの植物油になります。

天然のオイルなので安全性も高く、肌への浸透性もあります。
それぞれのオイルに特徴があり、美肌効果も高いことから、最近ではキャリアオイルをつかったオイル美容が注目されています。

動物油

馬油、スクワランオイル、ミンクオイルなど、動物から抽出されるオイルはこの動物油になります。

肌への親和性が高く、オメガ3系脂肪酸やセラミドなどの動物由来の栄養成分も同時にとり込むことができます。

流動パラフィン

流動パラフィン(ホワイトミネラルオイル)は、石油から抽出した精製度の高い炭化水素類の混合物です。

ロウのような質感が特徴の成分。

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保湿成分を使いこなす!

ざっと代表的な保湿成分を並べてみましたが種類はたくさんあり、特徴もそれぞれです。

スキンケアにおいては保湿が大事。
ところが「保湿成分ならなんでもいい」と思って、適当に商品選びをしてはいませんか。
肌のコンディションを整えるには、自分の肌に必要な性質をもった保湿成分を選ぶことが大切です。

ぜひスキンケア商品を選ぶときの参考にしてくださいね!

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