「目は口ほどにものをいう」という言葉もありますが、目元の印象は顔の印象を左右します。
クマに悩んでいる人は、老けて見える、具合が悪そうに見えるといったマイナスの印象に悩んでいるのではないでしょうか。
では、どうしてクマができるのでしょう?
その原因と改善策を解説していきます!
クマの種類
「クマ」と一言でいっても、大きく分けてクマには3種類があります。
「茶クマ」「黒クマ」「青クマ」です。
その種類によって原因も違うし、改善策も違ってきます。
クマを治すには、まず自分のクマがどの種類になるのかを見極めなくてはいけません。
では、それぞれの原因と改善策をみていきましょう。
茶クマ
茶クマは色素沈着によって茶色く見えるクマです。
茶クマの原因
茶クマの色素沈着は、紫外線の影響や、目をこすったりすることが原因になります。
ほかにも、アイメイクが落としきれずに色素沈着を起こす場合もあります。
■色素沈着の仕組み
通常なら、メラニンはターンオーバーによって 排出されます。

ところが排出しきれないほどのメラニンが生成されてしまうと、色素沈着となってしまいます。
紫外線や摩擦によってメラニンが大量に生成されるようになるので、色素沈着を起こしやすくなるのです。
茶クマの治し方
茶クマは色素沈着が原因になっているので、いわゆる「美白ケア」で治していきます。
・美白効果のあるケア用品を使う
・メラニンの生成を抑える成分(ビタミンCなど)の食品をとり入れる
・アイメイクをしっかりと落とす
アイメイク落としは大切です!

黒クマ
黒クマは、肌のたるみによってできる影で黒く見えるクマです。
もともと涙袋の大きい人ほど目立ちやすくなります。
黒クマの原因
黒クマのたるみは、加齢によって目の下の筋肉が衰えたり、肌のハリがなくなっていくのが原因です。
そのたるみによって影ができるので、コンシーラーでもごまかせない困ったクマです。
■たるみの仕組み
肌のハリは、真皮層のコラーゲンやエラスチンによって支えられています。
だから加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少すると、それにともなって肌がたるむようになるのです。

また、加齢だけでなく紫外線もコラーゲンを破壊するので注意が必要です。
黒クマの治し方
黒クマは肌のたるみが原因なので、肌のハリをとり戻すケアが必要になってきます。
・コラーゲンの多い食品をとり入れる
・コラーゲンの生成力を高める成分をとり入れる
・目元の筋力を強化する表情筋トレーニングをする
・紫外線対策をする
コラーゲンを生成する栄養素とは?

青クマ
青クマは血行不良によって、目元が青く見えてしまうクマです。

青クマの原因
青クマは、睡眠不足などで血行不良になることが原因です。
目元の皮膚はとても薄いので、血行が悪くなると毛細血管が透けて見えるからです。
血流を改善すれば治るので、1番治しやすいクマといえます。
青クマの治し方
青クマは血行不良が原因なので、血流を改善するケアが有効です。

・運動や入浴で血流を良くする
・鉄分の多い食品をとり入れる
・睡眠をしっかりととる
蒸しタオルが効果的!
デリケートな目元は注意が必要
目元の皮膚は、ほかの部分の皮膚と比べて3分の1しかありません。
そのため刺激にも弱く、とてもデリケートです。
乾燥もしやすく、しわといった悩みも多くなる場所なので、つねにやさしく扱うようにしましょう。
茶、青クマは赤リップで隠せる?