思春期ニキビと違って、大人になってからのニキビは女性ホルモンも大きく影響します。
乾燥などの肌コンディションによるニキビも多い中、女性ホルモンのバランスが崩れてできるニキビもあるということです。
そして女性ホルモンのバランス崩れは、子宮に問題が起きている場合も…。
たかがニキビと思っていたら、子宮や卵巣からのS.O.Sサインだった!そんな可能性もあるんです。
サインを見逃さないように、婦人科系の病気からできるニキビの特徴を知っておきましょう。
病気が原因でできるニキビの特徴

女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2種類で構成されています。
この2つのホルモンバランスが崩れると肌が乾燥したり、皮脂分泌が盛んになったりと、ニキビができやすくなるわけです。
ではどんなニキビのときに注意するべきなのか、みていきましょう。
1・あご周りのニキビ
卵巣の調子が悪いときは、エストロゲンの分泌が低下します。
そういった状態のときにできやすいのは、あご周りのニキビです。
あご周りにニキビができやすいときは、卵巣や子宮に不調があるかもしれません。
月経や生理痛など、いつもと違った様子がないかチェックしておきましょう。

婦人科系に問題がなくても、ストレスや冷えなどで女性ホルモンのバランスが崩れている可能性もあります。
あご周りのニキビは、女性ホルモンが崩れているかもしれないサインと覚えておいてください。
2・黒っぽいニキビ
黒っぽくて、芯のあるニキビができたときは要注意。
こういったニキビは、血液の循環が悪くなっているサインです。

体内に老廃物が溜まると血液の循環が悪くなったりするのですが、子宮内膜症や子宮筋腫の可能性もあります。
月経時の経血にレバー状のものが混じるようなら、一度婦人科を受診しておきましょう。

さらに、生理痛がひどくなったら…

子宮内膜症や子宮筋腫を発症している人は、共通して生理痛が強くなる傾向があります。
ニキビの危険サインに加えて生理痛がひどくなったと感じたら、すぐに婦人科を受診するようにしましょう。

また、10代のころにニキビができやすかった人は、できにくかった人よりも子宮内膜症にかかる率が20%も高いという研究結果が出ています。
10代にニキビができやすかった人は、参考までに覚えておいてください。

ニキビからのサインを見逃さないように
ニキビをただの肌トラブルと思い込まずに、病気のサインだったらすぐに対処するようにしましょう。
ニキビのおかげで早い対処ができて助かった!という結果になるかもしれません。