水を飲んだら太る?太らない?いろんな説が飛び交っているので、困惑するときがあると思います。
これから暑い季節になると水分補給が多くなるのから気になるところです。
今回は水分で太るか、それとも太らないか、その真実に迫ってみましょう!
Contents
「水太り」は、むくみ!?

まず、どうして水分で太るという説があるのでしょうか。
それは「水太り」という言葉があるのが理由の一つでしょう。
「水太り」っていうくらいだから、水でも太るんでしょう?と思ってしまいますよね。
しかし結論からいうと、太りません!
だって水にはカロリーがありませんから。
水分はむくみの原因に!
だからといって「いくら飲んでも太らないんだ!」と安心するのはまだ早いです。
水分は「むくみ」の原因になります。
水分によってむくみが出て、太ったように見えることが「水太り」の正体です。

では、そんな水太り(=むくみ)を解消するには、どんな水分補給のしかたをしていけばいいのでしょうか。
これはとくにダイエットをしている人、必見です!

水太りの正体

水分を摂取すると一時的に体内に水分が蓄えられるので、もちろん体重はそのぶん増加します。
しかしやがてその水分は排出されるので、体重は元通りになります。
新陳代謝が原因で「水太り」
ところが新陳代謝が悪くなっていると、本来は尿や汗で排出されるべき水分が体内に留まってしまいます。
これが、水太り(=むくみ)の原因になってしまうわけです。
もともと代謝機能が低い体質の人は脂肪が燃焼しにくいので、体重も減りにくい傾向にあります。
そういった人ほど、水太りもしやすいと考えておいてください。

身体の代謝機能が低いと感じていたら、発汗や血行促進につながる運動などをとり入れていく必要があります。
こんな人も要注意!
デスクワークや立ち仕事など、一日中同じ体勢でいる人は要注意です。
また、慢性的に運動不足の状態になっている人も要注意。
なぜなら、そういった人はリンパ管の働きが悪くなりがちだからです。
リンパ管は、体に必要な組織液を運ぶ働きをしています。
ところがこのリンパ管の働きが悪くなっていると、うまく組織液が回収されずに細胞内に溜まってしまいます。
これによってむくみ、つまり水太りが生じるわけです。

老廃物も溜まりやすくなってしまい、お肌も荒れやすくなるので要注意。
心当たりがある人は、やはり代謝機能を上げる工夫をして水太りをしにくい身体にしていきましょう。

水分不足は、逆に水太りする!?

じゃ、むくみたくないから水分は控える!といった考えかたは間違いです。
身体が水分不足になると、かえって水太りしやすくなります。
もちろん、健康維持のためにも水分はとても大切です。
ダイエットするなら水分補給も必要
とくにダイエットなどをしていると、体重を意識して水分も控えめにする人が多いようです。
しかし、水分不足は身体の基礎代謝を下げてしまいます。
水分不足によって、血液の循環が悪くなるからです。

前述したとおり、代謝機能が低下するとむくみが生じやすくなります。
身体が水分不足にならないように気をつけないと、水太りを招くので注意してください。
セルライトの原因にも!
セルライトは、脂肪細胞と老廃物が溜まることでできやすくなるといわれています。
老廃物の排出には、血液の循環やリンパの流れが大切です。
老廃物をしっかり排出するためにも、水分不足にならないように気を付けましょう。
セルライトは普通の脂肪よりも落ちにくいので、できてしまうとやっかいです!

水太りしない、効果的な対策

水分補給が水太りを防ぐためにも、必要なことだとわかってきたと思います。
しかしなにも考えずにガブガブと水分を摂取してしまうと、これまた水太り(むくみ)の原因になりかねません。
水太りを防ぐ効果的な対策ポイントをおさえて、上手に水分を摂取していきましょう。
1・冷たい飲み物は飲まない
冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、代謝機能を下げてしまいます。
冷たい飲み物が美味しくなってくる季節ですが、ほどほどにしておきましょう。

ビールなどのアルコール類、カフェイン入りの飲み物も、利尿作用があるので一時的に血中濃度を高くしてしまいます。
すると体が水分を溜め込もうとしてしまうので、控えておいたほうが無難です。
2・一気に大量の水を飲まない
一度に大量の水分を摂取すると、血液中の水分量が多くなりすぎてしまいます。
すると余分な水分は血管から外に出されてしまうので、むくみの原因になってしまいます。

一度に摂取する水分の量は、200ml~250mlが目安です。
コップ一杯分くらいとしておきましょう。
一日の水分摂取量は?
一日にとりたい水分の量は、体重によって違ってきます。
推奨されている量は、体重×0.03リットル、または体重×0.04リットルです。
すると体重50kgの人で、だいたい1.5~2.0リットルが目安になります。
自分に合った摂取量を、コップ一杯分ずつこまめに摂取していきましょう。
3・就寝前に水分補給しない
就寝中は腎機能が低下するので、水分が上手に排出できなくなります。
つまり就寝前に摂取した水分は体に溜まりやすく、翌朝のむくみの原因になってしまうということです。

水分補給は、就寝の30分前までに済ませておきましょう。

食事のときにも気をつけて!

上手な水分補給の方法がわかったところで、さらに食事のときにも気をつけておきたいところがあります。
塩分を控える
塩分を過剰に摂取すると、当然体内の塩分濃度が上がってしまいます。
すると体は塩分濃度を調節しようとして、水分を欲しがってしまいます。
やがて水分と塩分が過剰になるので、血管が広がった状態になるわけです。
そうなると、今度は毛細血管から水分が体内に染み出して、むくみが生じてしまいます。
ちょっと難しくなってしまいましたが、つまり過剰な塩分は水太りの原因になるということです。

しかし塩分は身体の構成に必要不可欠なので、まったく摂取しないわけにもいきません。
塩分濃度が低くなりすぎると必要な水分まで排出されてしまい、脱水症状を起こしてしまう可能性があるからです。
適度にとり入れていきましょう。
お茶、コーヒーを控える
食事のときに出されるお茶やコーヒーは、美味しいけれどカフェインが含まれています。
利尿作用があり、体内の水分量を低下させるので代謝機能も低下してしまうことになります。
なるべく控えておきましょう。
やっぱり水がいい?
お茶やコーヒーもそうですが、水以外の飲み物はなんでも分解するときに腎臓のお世話になります。
つまり腎臓に負担をかけるということです。
腎臓への負担はダイエットにも悪影響があるといわれているので、水分補給はなるべく水をメインにしておきましょう。

上手な水分補給を!
水太りはしたくない!でも、水分補給は大切です!
身体が水分不足になると便秘になったり、血管系の病気になったりもします。
だから適度な水分量を上手に摂取して、体をうるおしていってくださいね。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。