肌をきれいにするために、食べ物には気をつけている女性も増えてきました。
しかし意外と無頓着になっているのは「飲み物」です。
水分補給のため、美肌維持のためにも飲み物は日常の中で欠かせないものです。
その飲み物に無頓着だと、せっかくの食事やスキンケアでの肌対策が台無しにもなりかねません。
では、肌のためになる飲み物の摂取方法とはどういったものかをみていきましょう。
Contents
気をつけたい飲料

まず日常の中でとりがちだけど、気をつけておきたい飲料からです。
カフェイン入り飲料
カフェインは神経交換物質です。
摂取し過ぎると、当然弊害もあります。
とくに気をつけたいのは、夜にカフェインを摂取することです。
「コーヒー」「紅茶」「ココア」「緑茶」「ウーロン茶」などにカフェインが含まれていますが、どれも夜のくつろぎタイムに飲みたくなるものばかりです。
そこで、夜にカフェインを摂取してしまっている女性が結構多いのです。
しかし夜の8時以降にカフェインを摂取すると、睡眠に影響がでます。
睡眠は肌再生に大きく影響する大切な時間です。
その睡眠に弊害があると、肌へも影響がでてしまいます。

ほかにもカフェインは利尿作用によって、肌にとって大切なミネラルやビタミンなどの栄養分を排出してしまいがちです。
カフェイン入り飲料の摂取は1日に2杯までとして、夜は摂取しないようにしましょう。
栄養ドリンク
最近では女性にも栄養ドリンクが人気で、女性向けの栄養ドリンクも販売されています。
たしかに栄養ドリンクを飲むと頭がスッキリし、元気に仕事へ取り組むことができます。
しかし気をつけておきたいのはその中身です。
栄養ドリンクはおもに、「ビタミン類」「ブドウ糖」「カフェイン」などで構成されています。
ブドウ糖はすぐにエネルギーへ変換されますし、カフェインによって目が覚めてスッキリする効果があるからです。
つまり体が休息されて元気になるわけではなく、成分によって疲労が回復されたように錯覚しているだけです。
なのに栄養ドリンクを頻繁に摂取したりすると、カフェイン中毒になる可能性もあります。

カフェイン中毒はアルコール中毒やニコチン中毒と同じように、カフェインがきれるとイライラや手の震えといった症状がおきます。
さらにカフェインによる肌への影響も大きなものです。
疲れているからといって、栄養ドリンクを頻繁に飲むのはやめておきましょう。

冷たい飲み物には注意する

冷たい飲み物はとても美味しいものです。
とくに夏場やスポーツの後などは、冷たい飲み物をキュッと飲みたくなりますね。
しかし冷たい飲み物は体の内側を冷やすので、肌の代謝を悪くしてしまうことを忘れないでください。

冷たい飲み物は習慣化しやすいものです。
味付けの濃い食事をしていると味の濃いものが好きになるように、冷たい飲み物ばかり飲んでいると習慣的に飲みたくなってしまいます。
習慣化しないよう、冷たい飲み物はほどほどにしていきましょう。
水分のとり過ぎに注意する
現代人は水分をとり過ぎる傾向があります。
コンビニの普及などでつねにペットボトルを持ち歩けるようになり、手元にあるからつい飲みたくなる…そんな女性がたくさんいます。
水分補給は肌代謝のため、デトックス効果のためにも必要なことです。
だけどとり過ぎると逆効果になってしまいます。

体にとって水分が過剰になると内臓での処理が追いつかなくなり、胃腸を壊したり、むくみを引き起こしたりするからです。
体がむくむと肌の代謝が低下するので、当然肌に悪影響が出てしまいます。
水ならば体に無害だというイメージもありますが、とり過ぎると有害になってしまうということです。
1日に摂取したい水分量は?
では、1日に摂取したい水分はどのくらいなのでしょうか。
推奨されている量は
もしくは
体重×0.4リットル
すると体重50kgの人なら、1.5~2.0リットルくらいが目安ということになりますね。

もちろん運動量や季節によっての違いもありますが、通常時の基準として念頭に入れておきましょう。

温かいハーブティーがおすすめ

美肌のためにとり入れたい飲み物として、おすすめしたいのは温かいハーブティーです。
ハーブティーはカフェインを含まない、芳香植物(ハーブ)から作られたお茶です。
香りや薬効も種類によってさまざまで、風味もとても楽しめます。
コーヒーや紅茶の代わりにこういったハーブティーをとり入れていってみましょう。
朝や昼間はミントティー
朝には、ミントティーがすっきりして美味しく飲めます。
ミントティーにはイライラを解消するリフレッシュ効果や、消化を助ける作用もあるので日中のティータイムにもおすすめです。

冷え性の人はジンジャーティーで体を温めるのもいいでしょう。
美肌のためにはローズヒップティー
ローズヒップには、「ビタミンの爆弾」と異名をとるくらいビタミンCが豊富に含まれています。

美肌効果、紫外線対策効果などを考えるなら、これ以上のハーブティーはないでしょう。
ハーブティーにはさまざまな効果がある
集中力が欲しいときにはローズマリーのハーブティー。
免疫力が欲しいときはエキナセアのハーブティー。
夜に眠気を誘いたいならカモミールティーなど、ハーブティーにはそれぞれの持ち味になる効果がたくさんあります。

そういった薬効も、ハーブティーを楽しむ大切な要素になります。

肌のためにできる、ちょっとした工夫
飲み物の改善は、普段の飲み物を別のものに変えたり、量を調節したりと比較的簡単にできます。
ちょっとした工夫で肌の調子を整えることができるので、ぜひこの機会に飲み物の摂取方法を見直していきましょう。
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