スーパーでも手軽に買える、米ぬか。
ぬか床のイメージがありますが美容効果がたっぷり!
価格もとっても安く、お米屋さんによってはタダでわけてくれるところもあるそうです。
そんな米ぬかで美肌がつくれるなら、お得感たっぷりですよね。
今回は米ぬかの美容効果や、米ぬかで美肌を手に入れる方法をご紹介していきましょう。
Contents
米ぬかの美容効果

米ぬかとは、玄米を白米に精米するときにとれる、外皮や胚の粉です。
江戸時代から米ぬか油やぬか漬けとして利用されてきた、日本人にとってはとても馴染みのあるものです。
白米をつくるときに出る副産物なわけですが、そこにはたくさんの利用成分が含まれています。
米ぬかに含まれる美容に効果的な成分
□ビタミンB1
肌の新陳代謝に関わる成分。
エネルギーを生み出す力をもっています。
□ビタミンB6
ホルモンバランスを整える作用があり、バランスが崩れることでおこりがちな肌トラブルを改善してくれます。
□ビタミンE
強い抗酸化作用をもっています。
「スーパービタミン」とも呼ばれ、エイジングケア効果に注目が集まっています。
□ミネラル
肌のミネラルバランスは、バリア機能や乾燥に深く関わっています。
豊富なミネラルは健やかな肌作りに欠かせないものです。
□鉄分
貧血防止で有名ですが、新陳代謝を促進する働きもあるので美容効果も期待できます。
□フェルラ酸
酸化防止効果や紫外線吸収効果があり、美容業界でも注目の成分です。

ほかにもナイアシンやオレイン酸、アミノ酸など、豊富な栄養素がギュッと詰め込まれています。
フェルラ酸に注目!
豊富な栄養素が詰まっている米ぬかですが、個人的にはフェルラ酸に一番注目しておきたいです。
フェルラ酸とはポリフェノールの一種で酸化防止、紫外線吸収効果が認められています。
その特徴から関心が集まっていて、研究が盛んに進められてきた成分です。

肌を老化させる活性酸素を除去できるので、高いエイジングケア効果が期待できます。
さらに高い紫外線吸収効果、メラニンの生成を抑える効果から美白効果も期待できます。
フェルラ酸は酒粕にも含まれているのですが、酒蔵で働く人の手が白くてきれいなのは、このフェルラ酸の効果が大きく影響していると予想できます。

米ぬかを使って美容効果を満喫!

美容効果がたっぷりの米ぬかで、いろいろな美容法にチャレンジできます。
米ぬかは無添加なので肌にもやさしく、肌質を選びません。
では、代表的な美容法を紹介していきましょう。
米ぬか洗顔
米ぬかを使った洗顔方法です。
米ぬかを直接肌につける方法と、ぬか袋を使う方法の2種類があります。
米ぬかを直接使う洗顔方法
2・水分を含んだ米ぬかで、やさしくマッサージするように顔全体に伸ばしていきます。
3・マッサージが終わったら洗い流します。
肌がヒリヒリしたときは無理をせずに、いったん中止にしてください。
そしてミルサーなどで米ぬかを細かく挽いてから、もう一度チャレンジしてみましょう。

週に1~2回が推奨回数です。
ぬか袋を使う洗顔方法
(さらし木綿の布を袋にしたものが昔ながらのぬか袋ですが、ガーゼでもO.K)
2・大さじ3~4杯くらいの米ぬかを袋に入れ、口をゴムか紐で縛ります。
(ガーゼなら包むようにすればO.K)
3・袋をぬるま湯に付けて水分を含ませます。
4・袋でやさしく肌をマッサージ。
5・マッサージが終わったら肌を洗い流します。
敏感肌や、直接の方法で合わなかった人はこちらの洗顔方法がいいでしょう。

こちらも週に1~2回が推奨回数です。

米ぬかパック
米ぬかパックは昔ながらの美容法です。
お母さんやおばあさんに教えてもらったことがある人も結構いるようです。
米ぬかパックのやり方
(小麦粉の量が少ないほどしっとり感が増します。お好みの量に調節してください)
2・ぬるま湯を少しずつ混ぜていき、液状のノリのようにします。
3・できあがったパックを顔全体に乗せ、10分ほど放置したら洗い流します。

週に1~2回が推奨回数です。
米ぬか入浴
米ぬかを入浴剤として使用する方法です。
米ぬか入浴のやり方
米ぬかを薄手の木綿の布袋に入れるか、包むかにしてください。

あとは湯船に浮かべるだけです!

米ぬか美容の注意点

美容効果たっぷりの米ぬか美容法ですが、いくつか注意点があります。
ぬか床用の米ぬかは使用しない
スーパーには「炒りぬか」や「ぬか床用」の米ぬかが売られています。
米ぬか美容に使用する米ぬかは「生ぬか」と「炒りぬか」です。
ぬか床用には塩分やトウガラシが混ぜ込まれているので、肌には使用できないから注意が必要です。
パッチテストをしておく
米ぬかは天然成分ですが、肌に合わない人もいます。
米ぬかに限らず、新しい美容法を試すときには必ずパッチテストをしておきましょう。

腕の内側など肌の一部へ米ぬかを塗布し、パッチテストをしておけば安心です。
早めに使いきる!
米ぬかは傷みやすくなっています。
必ず冷蔵庫で保管し、2~3週間で使いきるようにしましょう。
冷凍庫なら1~2ヵ月ほど保存できます。

米ぬかは新鮮なものほど成分の効果が期待できます。
なるべく新鮮なものを使えるように、工夫してくださいね。

米ぬかは工夫次第で手に入る!?
米ぬかの入手方法はいろいろあり、コイン精米機で精米する人なら、米ぬかを持ち帰ることもできます。
また、お米屋さんや酒屋さんでタダで分けてくれたり、安価でゆずってくれたりしているところもあります。
そういったお店が見つかれば新鮮な米ぬかも手に入りやすくなりますね。
心当たりがある人はぜひお店の人に尋ねてみてください!