睡眠は1日に何時間とっていますか。
たっぷりと8時間寝ている人もいれば、6時間という人も、忙しくて5時間ほどという人もいるでしょう。
睡眠時間をしっかりととれているなら、問題はありません。
しかし睡眠時間がなかなかとれない人は、肌への注意警報が出ているかも…。
なぜなら、睡眠と肌にはとっても深いつながりがあるからです。
では睡眠と肌の関係、肌のためになる睡眠のとり方をみていきましょう。
Contents
睡眠とホルモンの関係

睡眠は肌の再生に大きく関わっています。
それは睡眠によって、「成長ホルモン」が分泌されるからです。
成長ホルモンと聞くと、子供の成長段階で大切なものというイメージがあるかもしれませんが、それは違います。
成長ホルモンは年齢に関係なく、私たちの細胞分裂を促すものなので、肌の再生をおこなうために必要なホルモンです。
ただし加齢とともにその分泌量は減っていくので、年齢を重ねるほどに成長ホルモンを分泌させるには睡眠が大切になってきます。
6時間の睡眠で肌を再生
成長ホルモンは、睡眠に入ってから約3時間以内に分泌が始まります。
成長ホルモンが分泌されると、肌の奥で細胞分裂が起こるのですが、すぐに細胞分裂が終わるわけではありません。
「成長ホルモンを分泌する時間」+「細胞分裂の時間」を合わせると、だいたい6時間くらい時間が必要になります。
つまり、睡眠時間も6時間は欲しいということです。

睡眠時間が少なかった日に肌が荒れ気味になるのは、この肌再生がしっかりと行われなかったことが原因です。
「寝だめ」は肌再生に通じない
よく、平日は忙しくて睡眠時間を確保できないから週末にたくさん寝る、という人もいます。
しかし、たくさん睡眠をとることで疲れがとれるかもしれませんが、肌は別問題になります。
肌再生は毎日、一定の時間内に行われているものだからです。
体の疲れがとれたからといって、美肌もキープできると思ってはいけません。

睡眠は一番優秀な「美容液」

睡眠は肌再生だけでなく、肌の栄養にも関わっています。
私たちが起きている間は血液はほとんど脳に集まっているため、肌へは栄養が行きわたりにくくなっています。
しかし眠りに入ると血液は体の各部へと流れるようになるため、肌への栄養も届いていくようになります。

こうして睡眠は肌への影響がとても大きく、どんなにスキンケアを頑張っても、食事に気を使っても、睡眠が足りなくては美肌がつくれないのです。
逆にスキンケアが雑になっていても、睡眠さえしっかりととっていれば美肌が保たれやすいものです。
睡眠は、何よりも優秀な「美容液」になるんです。

美肌をつくる睡眠のとり方

では美肌を作るために大切な睡眠は、どんなとり方をするべきなのかみていきましょう。
決まった時間に寝るようにする
毎日違った時間に寝ると、体内時計が安定しません。
成長ホルモンは体内時計の影響を受けるので、安定していないとスムーズに分泌できなくなってしまいます。
スムーズに分泌させるためには、毎日なるべく同じ時間帯にベットに入り、体内時計を安定させる必要があります。
睡眠導入前から下準備
成長ホルモンをしっかりと分泌させるためには、睡眠に入ってから3時間が勝負になります。
この時間帯にしっかりと熟睡ができるように、睡眠をとる前の時間帯にも気を配りましょう。
1時間前から準備
睡眠に入る前の1時間は、なるべくリラックスして過ごすようにしましょう。
暗い部屋でアロマなど焚き、ストレッチするのもおすすめ。

この睡眠前の時間に、スマホやテレビといったブルーライトやバックライトを使った機器を使用するのは避けてください。
脳に刺激が残るので、良質な睡眠の妨げになってしまいます。
3時間前から糖質をとらない
睡眠時に胃腸が活発になっていると、良質な睡眠がとれにくくなります。
そこで、睡眠の3時間前までに食事をすませておくようにしましょう。
また、糖質もとらないでおくことで、睡眠の質が良くなります。

睡眠で美肌を作っていこう!
良質な睡眠をとるためにできることは、そこまで難しいものではありません。
しかし忙しい毎日の中で、「睡眠の時間を作ること」自体が一番難しいかもしれませんね。
それでもなるべく睡眠はとるようにし、せっかくとるなら良質な睡眠になるようにしておきましょう。
睡眠は、なににも勝る美容法といえるんです!
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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