美容業界の中で、定番になってきた「炭酸」。
炭酸をつかった美容法、炭酸を配合した化粧品など、次々と話題になっています。
炭酸が注目されているのは、やはり炭酸による美容効果、美肌効果がしっかりとあるからでしょう。
そんな期待たっぷりの炭酸美容の中に、「炭酸ミスト」があります。
炭酸ミストは芸能人やモデルさんにも愛用者が多く、ブログでも紹介されているので一気に話題になりました。
今回は、そんな炭酸ミストの効果や選び方を詳しく解説していきましょう。
Contents
炭酸ミストとは
炭酸を含ませた化粧水を、ノズルによってミスト状にして顔に吹きかけるコスメです。
普通の化粧水は手に取って顔に付けていきますが、ミストとして顔に吹きかけるので外出先でも手軽に使用することができます。
また、ミストはとても心地いいものなので、リフレッシュ効果もあります。
炭酸ミストの美容効果
二酸化炭素が水に溶け込んだものが、炭酸です。
つまり、炭酸によって二酸化炭素が肌に取り込まれることになります。
二酸化炭素は、肌に浸透して血液中に溶け込むと、ヘモグロビンと融合します。
ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをもっているのですが、酸素よりも二酸化炭素と融合しやすい性質があります。
そこで二酸化炭素が取り込まれると、ヘモグロビンが酸素よりも二酸化炭素を運んでしまうわけです。
すると、いわゆる「酸欠」のような状態になります。
※実際に酸欠になるわけではありません。酸欠になったとカン違いするんです。
酸欠になったとカン違いした体は、酸素を取り込もうとして毛細血管を広げていきます。
この「毛細血管を広げた状態」をつくるのが、炭酸の大事なお仕事。
毛細血管を広げたことによって、さまざまな美容効果が生まれます。
ターンオーバー促進効果
毛細血管が広がることで、血行が良くなります。
新陳代謝が活発になり、肌のターンオーバーが促進されます。
デトックス効果
細胞が活性化されるので、老廃物が排出されやすくなります。
ターンオーバー促進効果と相乗して、古い角質もとれやすくなります。
リフトアップ効果
肌の代謝が上がるので、むくみがとれてリフトアップ効果が生まれます。
ただし肌のたるみ自体がとれるわけではなく、あくまで「むくみ」に対してのリフトアップ効果だと思ってください。

炭酸ミストの選び方

さまざまな炭酸ミストが販売されていますが、炭酸ミストの選び方には大事なポイントがあります。
それは「炭酸の加え方」です。
炭酸が抜けにくいものを選ぶ
炭酸による美容効果は、数十秒以上肌に炭酸を触れさせることによって効果的になります。
つまり、肌に触れてすぐに炭酸が抜けてしまっては意味がないのです。
だから、炭酸が抜けにくい商品を選ぶ必要があります。
炭酸が溶け込んだ商品がいい
炭酸ミストに限らず、炭酸コスメはさまざまな方法で炭酸を含ませています。
代表的な方法は、「炭酸ガスに圧をかけて含ませたもの」や「特殊な技術で炭酸を溶け込ませたもの」になります。
市販の多くは前者の「炭酸ガスに圧をかけて含ませたもの」だと思ってください。
しかしこの方法で炭酸を含ませた炭酸コスメは、炭酸が抜けやすくなっています。
一方で、「特殊な技術で炭酸を溶け込ませたもの」は炭酸のもちが非常に良くなっています。
炭酸の濃度も、高いほど血行促進効果も高くなることが立証されています。
価格は高くなりがちですが、こういった炭酸を溶け込ませた商品のほうが美容効果も高くなるのでおすすめです。
誇大広告に注意!
炭酸の濃度が高いほうが、美容効果も高くなりますが誇大広告には注意が必要です。
炭酸が水に溶け込む濃度には上限があり、せいぜい4,000ppmくらいです。
なのに「10,000ppm以上の高濃度炭酸配合」などと、あまりにも高い濃度を宣伝している商品は、誇大広告の可能性があります。
商品を選ぶときには、濃度や量にまどわされず、「炭酸が溶け込んだ商品か」をまず確認してください。
そのうえで、濃度をチェックするといいでしょう。

効果的な使用方法

商品を選んだら、効果的に使用していきましょう。
商品によっての違いもありますが、おさえるべきポイントは「顔から10cm~20cm離して噴射すること」だけです。
遠すぎるとミストが顔まで届かずに落ちてしまうし、近すぎるとせっかくのミストが化粧水状態になってしまいます。
ミストは、ほどよく顔に吹きかかることで生まれる気持ち良さも大切なメリットです。
そのメリットを生かすためにも、「10cm~20cm」のポイントだけおさえておけば大丈夫!

乾燥が気になったらシュッとひと吹き
炭酸ミストは、持ち歩きしやすく、メイクの上からでも吹きかけることができます。
これからの季節に持ち歩いておけば、乾燥が気になるときにシュッとひと吹き。
とっても便利なアイテムになりますね。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。