一気に冬の気配がやってきました…。
女性には冷え性の人も多いので、辛い季節になりますね。
足や顔もむくみやすくなるし、なんとかならないかしら…というとき。
手軽でお金のかからない健康法が欲しいとき、足湯がおすすめ!
手軽なのに、健康効果もたくさんあるんです。
Contents
魅力たっぷり!手軽な足湯

足湯とはご存知、お湯に足を浸けること。
たったそれだけなのに、体にうれしい効果がたっぷり!
介護や医療の現場では、ずいぶん前からとり入れられてきたケア方法なんです。
副交感神経への効果から、さまざまな健康効果が証明されています。
足湯は場所を選ばない
現在では足湯は、温泉施設だけに留まらず、道の駅やサービスエリア、駅の構内にも設置されていると話題になっています。
そうです。
足湯は健康効果だけでなく、場所を選ばずにできることも大きな魅力なんです。
だからリビングでも、書斎でも、ちょっとしたスペースがあれば足湯ができてしまいます。
そして、何かを「しながら」でもできてしまいます。
テレビを観ながら、勉強をしながら、本を読みながら、手軽に健康効果をゲットできます。
足湯には、全身浴と同じ効果がある
不思議に思うかもしれませんが、足湯には全身浴と同じ効果があります。
なぜ足をお湯に浸けるだけで、全身をお湯に浸けるのと同じ効果が生まれるのでしょうか。
足先は、全身の中でも一番心臓から遠い場所。
つまり血液が一番循環しにくく、冷えやすい場所になるんです。
その足先が温まると、血液の循環が良くなり、体全体の血流も良くなります。
そして、全身浴のように体温も高くなっていきます。
だから足先を温めるだけで、全身浴と同じ効果を得ることができるんです。
足湯はヨーロッパでは昔からとてもポピュラーな習慣で、風邪や高血圧でお風呂に入れないときによく行っているそうです。
私たちもそういった症状のときに、活用してみるといいですね。

足湯はむくみに効果的!

足をお湯に浸けるだけで、なぜむくみがとれるのでしょうか。
その理由は、大きく分けて3つあります。
1・自律神経と血流が関係している
血管が収縮して、血流が悪くなっているとむくみが生じます。
足湯によって体温が上昇すると、それだけでも血流が良くなりますが、さらに自律神経も関係してきます。
冷えやすい足先が温まると、自律神経の一つである「副交感神経」が活発に働き始めるのです。
すると体の緊張やこわばりがなくなるので、血液が流れやすくなります。
こうして血流が改善されることで、むくみが発生しにくくなります。
2・むくみと免疫機能が関係している
そして副交感神経が活発に働き始めると、「ナチュラルキラー細胞」が活性化してきます。
ナチュラルキラー細胞とは、免疫をつかさどっているリンパ球の一種です。
このナチュラルキラー細胞が、血管内の水分調節をしている「アルブミン」と密接に関係していて、むくみの改善に効果的に作用してくれます。
3・肝機能とアルブミンが関係している
さらに足湯は、そのアルブミンの生成力を高める効果があります。
普段私たちの体は、体温を維持するために肝臓が働いてくれています。
ところが足湯によって体温が上がると、肝臓は働く必要がなくなるので、余力が生まれます。
つまり肝機能が向上するので、アルブミンが生成されやすくなるのです。
アルブミンは血管内の水分調整をする働きがあるので、しっかりと生成されることでむくみが改善されます。

ほかにもうれしい効果がたくさん!

足湯によって副交感神経を活発にできるわけですが、それにともなってむくみ解消だけでなく、さまざまなうれしい効果が生まれます。
リラックス効果
副交感神経が活発になることで、リラックス効果が生まれます。
寝つきが悪くなっているとき、疲れが溜まっていると感じているときにも、足湯はとっても効果的です。
冷え性改善効果
足湯によって血流が良くなると、内臓部分の血流も促進されることになります。
内臓の血流が促進されることで、冷え性改善効果も期待できます。
免疫力アップ効果
ナチュラルキラー細胞の活性化によって、免疫力もアップされます。
ナチュラルキラー細胞の免疫力はガン細胞にまで影響力があるとされ、現在医療業界でも注目されています。
疲労回復効果
血液の循環が良くなることで、疲労も回復しやすくなります。
疲れた一日の終わりにも、足湯はとっても効果的。

自宅で簡単!足湯スタート

では、足湯をスタートしてみましょう。
用意するものは
・足湯の容器
・お湯
これだけです。
足のくるぶしより、指4本分くらい上に「三陰交」というツボがあります。
三陰交は、冷え性やむくみに効果的なツボ。
だからこのツボが隠れるくらいまで、足をお湯に浸すのが大事なポイント!
準備する容器は、三陰交に届くくらいの深さのものを用意してください。
1・容器にお湯を溜める
用意した容器に、39度~42度のお湯を溜めます。
お湯の温度はなるべく一定に保ちたいので、容器をタオルで巻くなどして冷めないように工夫してください。
熱めのお湯を用意して、冷めたら足し湯をするようにしましょう。
低めの温度がいい場合も
心臓病や高血圧の人は、温度を低くしておきましょう。
38度くらいから始めて、様子をみながら調節していってください。
2・20分くらい足を浸ける
基本的には20分くらいが目安ですが、汗が出そうになったら終了してください。
足湯が終わったら水分をよく拭き取って、足が一気に冷めないように温かい靴下を履いてください。
長時間はしない!
足湯はとっても楽チンなので、ついつい長時間になってしまうことも。
しかし長時間の足湯は、かえって疲れが溜まってしまいます。
タイマーなどをセットして、時間オーバーしないようにしましょう。

水分補給もしっかりと!
むくみだけでなく、健康効果もたっぷりの足湯。
好きな香りのアロマオイルをプラスしたり、工夫次第でリラックス効果も高まります。
足湯は発汗作用もあるので、水分補給も忘れずに。
足湯でポカポカ冷え性改善、むくみ知らずの冬を過ごしていきましょう!
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。