かかとがカサカサして、ストッキングが履きにくい?
足の裏には皮脂腺がないので乾燥しやすく、ケアをしないとひび割れしていくこともあります。
かかとの皮膚を厚くしたり、ひび割れさせないためにも、正しいケアをまめにしていきましょう!
では、どんなケア方法が効果的なのかご紹介していきます。
Contents
かかとは角質がたまりやすい

冒頭でも触れたように、かかとには皮脂腺がありません。
そのため非常に乾燥しやすく、皮膚が角化しやすくなっています。
さらにかかとは、歩くたびに体重がかかる場所でもあります。
体重という外部刺激を受けることで防御反応が働き、角質が硬くなっていきます。
角化が進むと、古い角質はどんどん剥がれにくくなっていきます。
かかとはこまめにケアをして、角質をためないようにしなくてはいけない場所なんです。
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STEP1・まずは保湿ケア

かかとのカサカサが気になるからケアをしていきたい、というときは保湿ケアが基本。
まめに保湿をしていきましょう。
尿素配合クリームを使う
ただし普段使用しているボディクリームやハンドクリームでの保湿では、かかとの角化に対抗できません。
なぜなら普通の保湿クリームでは古い角質を除去することができず、角層の奥まで保湿することもできないからです。
そこで、かかとのケアには尿素配合のクリームがおすすめ。
尿素とは体の中でつくられる生体成分のことで、天然保湿因子の主要成分の一つになります。
水分との馴染みも良く、しっかりと水分をつかまえて保湿する働きがあります。

さらに角質をやわらかくする働きもあるので、古くなって固くなった角質も除去しやすくなります。
尿素配合のクリームでこまめにケアをしていけば、カサカサが進んでひび割れを起こすことはまずありません。
ただし尿素は空気が乾燥していると、保湿力が下がる特徴があります。
また、取り扱いには注意点もいくつかある成分なので、使用上の注意をよく読んでから使用するようにしましょう。
マッサージで効果アップ!
せっかく保湿クリームを塗るなら、ちょっとひと手間加えてみましょう。
かかとを手のひらで包み、温めてからマッサージ。
かかとから足の裏全体を、親指で押していきます。
血行が良くなり、ターンオーバーも整いやすくなります。

STEP2・保湿パック

すでに角質が硬くなっているときには、基本の保湿ケアだけではなかなかやわらかくなりません。
さらに保湿が必要な状態なので、保湿パックをしていきましょう。
簡単!かかと保湿パックの方法
1・蒸しタオル、またはお風呂で足を温める。
2・温まってやわらかくなったかかとに、化粧水をたっぷりと染み込ませたコットンを張り付ける。
※片足につき2~3枚使用して、かかと全体を覆う
3・その上からラップをかぶせ、密閉する。
4・さらに蒸しタオルで5分ほど温める。
5・保湿クリームを塗る。
※水分を逃がさないために、最後は必ず保湿クリームを塗ってください!
マッサージもプラスして、血行も良くしておきましょう。

STEP3・古い角質をとる

かなりかかとが硬くなっていて、保湿も効かない!といった場合は、古い角質をとってから保湿ケアをする必要があります。
ただし角質の除去には、注意点もいくつかあります。
やすりや軽石で削る
一般的に、かかとの厚くなった角質は専用のやすりや軽石で削ります。
フットケアサロンでもやすりが使用されますが、ドラッグストアでも入手できるのでホームケアも可能です。
軽石はこする刺激が強いので、できれば専用のやすりでお手入れしていきましょう。

やわらかくしてから削る!
乾燥した角質は、硬いけどデリケートな状態。
角質が硬い状態のままで削ってしまうと、内出血を引き起こす場合もあります。
必ず足を温めて、角質をやわらかくしてから削ってください。
ふやけた状態はダメ!
温めてから…となると、お風呂に入りながらのケアを考える人が多いはず。
しかしお風呂の中のケアはNGです。
なぜなら、ふやけた状態の角質を削ると、角質を除去し過ぎてしまうからです。
お風呂からあがって、水分をよく拭き取ってからケアを始めてください。
削り過ぎに注意!
角質を削る過ぎると、肌の防御反応によってさらに角質が厚くなってしまいます。
削るときにはやすりや軽石を往復させず、一方向にこすっていき、削り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
保湿をしっかりと!
古い角質を削り、新しい角層が表面に出た状態は、かなりデリケートになっています。
最後に保湿することを忘れないようにしてくださいね。
市販の角質ケアパック
つけ置きタイプの角質ケアパックも販売されています。

薬剤に足を一定時間浸しておくと、数日間かけて角質がポロポロと剥がれていくというものです。
刺激に注意!
こうした角質ケアパックは、角質を除去するための薬剤が配合されています。
必ずパッチテストをしたうえで、足を浸ける時間を守るようにしてください。
肌が敏感な人は、とくに注意が必要です。

水虫が原因の場合も

かかとのガサガサが、水虫によって引き起こされている場合もあります。
水虫はかゆいというイメージがありますが、かかとの水虫はかゆみを伴わないことが多く、区別がつきにくいのです。
水虫が怪しいと思ったときには医療機関で受診してみることをおすすめします。
ストッキングも楽々履ける足に
かかとのケアは、ひどくなる前なら簡単な保湿でOKです。
かかとの保湿ケアを習慣的にしていって、いつでもストッキングが楽々履けるような足をキープしていってくださいね。