たるみが気になってとり入れているフェイシャルエクササイズ。
でも間違ったとり入れかたをすると、たるみがますますひどくなる!
とっても基本的なことなのですが、一度自分のエクササイズと肌状態を見直して、たるみを悪化させないようにしませんか。
では、エクササイズと肌の関係、注意点をみていきましょう。
Contents
エクササイズの効果がある?ない?

たるみやシワの予防として人気のフェイシャルエクササイズ(顔面体操)は、手軽なものもあり人気になっています。
テレビなどを観ながら、チョコチョコ体操をしている人も多いはず。
しかしフェイシャルエクササイズは、たるみやシワ全般に効果があるわけではありません。
筋肉には効果アリ
フェイシャルエクササイズは、そのほとんどが顔面の筋肉を鍛えるためのものです。
つまり筋肉が衰えてたるんでいる場合には、効果があります。
しかし筋肉レベルの問題ではなく、皮膚そのものがたるんでいるならフェイシャルエクササイズでの効果は期待できません。
皮膚がたるんできているなら、むしろフェイシャルエクササイズには注意が必要です。
皮膚には効果ナシ
人間の構造は、筋肉の上が脂肪で、その上に皮膚が貼りついています。
だから筋肉を鍛えたところで、皮膚にハリが戻るわけではありません。
たとえば筋肉量がとても増えて、太ったのと同じように肌が伸びたりでもしない限りは…。
それも根本的には、肌のハリをとり戻したことにはならないのです。

フェイシャルエクササイズの注意点

それでもエクササイズは顔面の筋肉を鍛えることができるわけですから、まったく効果がないわけではありません。
筋肉の衰えをとり戻すことはできるので、筋肉レベルのたるみには効果があります。
しかしここで注意したいのは、フェイシャルエクササイズによってシワを悪化させないことです。
フェイシャルエクササイズの中には、表情ジワをつくるものが多くあります。
※表情ジワとは、表情を変えることで現れるシワです。
表情ジワは、真皮の層が正常でない場合、刻まれてもとに戻りにくくなってしまうのです。
こちらの記事を参照にしてください
真皮の層が健康で、表情ジワがすぐにもとに戻るようなら問題ありませんが、もとに戻らないような肌状態ならより深くシワが刻まれることになってしまいます。
そういった場合は、表情ジワをつくるようなエクササイズは避けるべきです。

肌を伸ばすのは厳禁
さらに、皮膚を伸ばすようなエクササイズは絶対に厳禁です。
皮膚のたるみの原因は、コラーゲンの衰えです。
そのコラーゲンが引っ張られたりすると、ますますダメージを受けて衰えてしまいます。
その結果、よりたるみやシワを悪化させる結果になってしまいます。
メイクでも肌を伸ばさない
同じ理由で、普段から肌を伸ばさないように注意しましょう。
たとえばアイメイクで、目尻を引っ張ったりするのも危険です。
たるみが始まるとアイメイクもしにくくなりますが、なんとか伸ばさずにこなしていきましょう。
また、ヘアスタイルでも顔の皮膚をグッと引っ張るような髪型は避けてください。
引っ張っている間はハリがあるように見えるかもしれませんが、そのときだけの幻です。
のちのち困ったことになってしまいます。

たるみに効果的なアプローチとは?

肌のたるみは、肌の土台になる真皮の層のハリがなくなることでおきてしまいます。
真皮の層は、コラーゲンとそれを結びつけるエラスチンによって構成されているので、それらを健康的にするアプローチがもっとも効果的です。

よくあるコラーゲン配合といった化粧品は、コラーゲンを真皮の層まで届けることが難しいと思ってください。
配合しているコラーゲンの分子量がとても小さく、ちゃんと真皮の層まで届いたとしても、自ら生成されたコラーゲンでなければ定着はしてくれません。
※保湿効果はあります。
そこで、コラーゲン量を増やす成分をとり入れるのがもっとも効果的だといえます。
コラーゲン量を増やす成分として代表的なのは、ビタミンC誘導体、レチノールなどです。
こういった成分をスキンケアの中で積極的にとり入れていきましょう。
また、ピーリングもコラーゲン量を増やすスキンケアとして有効です。

シワやたるみを悪化させないで!
たるみとエクササイズの関係、見直すきっかけになったでしょうか。
やみくもにエクササイズをとり入れて、シワやたるみを悪化させないようにしてくださいね。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。