ふと気付くとプツプツ現れている小鼻の黒ずみ。
気になってからケアするよりも、予防するほうがずっと簡単です。
小鼻の黒ずみは、毛穴の詰まりからできてしまいます。
だから排水管と同じで、詰まってから処理するよりも詰まらないようにしておけばいいわけです。
ではどんなスキンケアが黒ずみ予防になるのか、NGケアも含めてみていきましょう!
Contents
小鼻の黒ずみを予防するケア

小鼻の黒ずみは角栓が毛穴に詰まり、その角栓が酸化して黒くなったものです。
(メラニンによって黒くなるメラニン毛穴もありますが、今回は黒ずみ毛穴についてです。)

角栓は角質が皮脂と混じりあうことでできてしまいます。
だから「角質を毛穴に溜めないこと」「皮脂を過剰にしないこと」「角栓をつくらないこと」が予防ケアのポイントです。
1・洗顔
まず第一に、毛穴を詰まらせないための洗顔が基本になります。
ただし間違えてはいけないのが、洗顔は回数ではなくて質が大切だということです。
洗顔すればするほど毛穴がスッキリするというのはカン違いです。
過度な洗顔によって肌が乾燥すると、角質層が固くなって毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
だから回数より質のいい洗顔を心がけて、毛穴を詰まらせないようにしていくわけです。

ではどういった洗顔が「質のいい洗顔」といえるのでしょうか。
良質な成分配合の洗顔料を使う?丁寧に洗う?
それも正しいといえますが、質のいい洗顔のポイントは何といっても泡!
きめの細かい泡には吸着力があります。
毛穴の中の汚れもしっかりと吸着してくれるように、きめ細かい泡が立つ洗顔料を選んでください。
洗顔フォームは使いやすいですが、おすすめは固形タイプの洗顔石鹸。(固形じゃない洗顔石鹸もあります)
洗顔フォームと洗顔石鹸の違いについては、こちらの記事を参考にしてください
ゴシゴシこすってはダメです!
できれば蒸しタオルも!
蒸しタオルで洗顔前に毛穴を開いておくと、毛穴の汚れをしっかりと除去しやすくなります。
毎日じゃなくてもいいので、週に1~2回ほど洗顔前に蒸しタオルをつかうのがおすすめ。

蒸しタオルは、濡らしたタオルをレンジで数十秒チンすれば簡単にできます。※ヤケドに注意

2・ビタミンC誘導体
毎日使用する化粧水は、ビタミンC誘導体配合のものがおすすめ。
ビタミンCには皮脂コントロール作用があるので、過剰な皮脂分泌を防いでくれます。
角質が過剰な皮脂と混ざり合って、角栓をつくらないように予防していきましょう。

ちなみにビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する効果もあるので、肌のたるみやシワ予防にも有効です。
ビタミンC誘導体の表示
ビタミンCはもともと肌に浸透しにくい成分です。
そこで浸透しやすく改良されたものがビタミンC誘導体です。
(正確には生体内でビタミンCとなるものですが、ビタミンCが浸透、安定しやすくなったものと考えておいてください)
しかしパッケージの成分表をみても「ビタミンC誘導体」とは記載されていません。
ビタミンC誘導体にもいくつかの種類があり、それぞれの名称が記載されています。
おもに化粧水などに配合されているビタミンC誘導体は
・リン酸アスコルビルマグネシウム
・リン酸アスコルビン酸3Na
どちらも効果には大きな違いがないのですが、使用感が異なります。
マグネシウムのほうが肌への刺激が少なくなります。

ほかにもグルコシド型という水溶性のビタミンC誘導体もありますが、リン酸型ほどビタミンCに変換されないので注意してください。
さらにアプレシエ(APPS)という、高浸透型ビタミンC誘導体もあります。
浸透率が高いだけに、ほかのビタミンC誘導体よりも価格が高め。
こちらの名称はパルミチン酸アスコルビルリン酸3Naとなります。

3・保湿
肌は乾燥すると、毛穴が詰まりやすくなります。
そこでしっかりと保湿をして、肌を乾燥させないようにします。

化粧水でビタミンC誘導体をとり入れたら、美容液やクリームでしっかりと保湿成分を肌にとり入れていきましょう。(オイルフリー、または油分が少なめのものを選ぶのもポイントです)
肌を化粧水で濡らしただけでは保湿にはなりません。
肌が水分を保てる状態にするのが、正しい保湿です。
紫外線対策も!
紫外線はシミをつくるだけでなく、肌の保湿成分を破壊して乾燥させてしまいます。
すると当然、角質層も固くなります。

毛穴を詰まらせないために、外出のときには紫外線対策も忘れてはいけません。

黒ずみをつくらないために、これはやらない!

さらに毛穴を詰まらせないために、こんなNGケアにも気をつけておきましょう。
洗顔で肌に負担をかけない
洗顔のときに肌をゴシゴシとこすったり、洗浄力の強すぎる洗顔料を使用しないようにしましょう。

肌の乾燥を防ぐためには洗顔で肌に負担をかけすぎないようにし、肌のもつ保湿成分をなるべく残すことが大切です。
クレンジングにも気をつける
クレンジングでも洗顔と同様に、肌に負担をかけすぎないようにしてください。

多めの量でやさしくメイクを落とし、なるべく肌負担の少ないクレンジング料を選びます。
熱いお湯にも注意
洗顔やクレンジングのときに熱いお湯をつかうと、肌の保湿成分が溶けだしてしまいます。

洗顔に使うお湯はぬるめの温度が基本です。
毛穴パックを乱用しない
毛穴をきれいにしようと思って、毛穴パックを頻繁に使用するのは禁物です。

毛穴パックは角栓をとるのと同時に、角質層まではがして肌を乾燥させてしまいます。
ピンセットやコメドプッシャーも注意
ピンセットやコメドプッシャーを使用して角栓をとろうとするのも危険です。
角質層をはがすだけでなく、刺激によってメラニンの生成を促進してしまう可能性もあります。
メラニンの生成が促進されれば、肌そのものが黒ずんでしまいます。

毎日の積み重ねが大切
毛穴の黒ずみは、毎日のケアの積み重ねで予防することができます。
どれも特別なことではなく、スキンケアの基本ともいえることです。
毛穴の黒ずみだけでなく、肌そのもののためにも正しいケアをしていきましょう!