最近ではニオイで周りの人に迷惑をかけることを、スメハラといいます。
体臭だけでなく、キツ過ぎる香水のニオイで迷惑をかけることも…。
女子力をアップさせる香水は、上手に使いこなしたいものです。
知らず知らずのうちにスメハラにならないよう、香水の基本や使い方をマスターしておきましょう!
Contents
香水の基本

まずは香水の基本からです。
香水を選ぶうえでも参考になるので、ぜひ把握しておいてください。
香水の種類は3種類
香水は大別すると3種類に分類されます。
「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」です。

厳密にいうとこれらの分類は、基準があって定められているわけではありません。
各メーカーやブランドが特徴に沿って決めています。
ではそれぞれの特徴や使い方のポイントをみていきましょう。
オードパルファム
オードパルファムの濃度はだいたい10~15%ほど。
3種類の中で一番濃度が濃いぶん持続時間も一番長く、5~7時間ほどあります。
持続時間…5~7時間
・1~3滴程度の量を、線を伸ばすような感覚でつけましょう。
オードトワレ
オードトワレの濃度は5~10%ほど。
持続時間は3~4時間ほどです。
持続時間…3~4時間
ただし持続時間が短めだからといって付けすぎるとキツい香りになってしまいます。
・1~2滴程度の量を、線を描くように薄く伸ばして使用してください。
オーデコロン
オーデコロンの濃度は2~5%ほど。
持続時間は1時間程度で、3種類の中でも一番ライトな香水です。
持続時間…1時間
香りとして爽やかなので、ある程度たくさん付けてしまっても大丈夫な種類といえます。
・まとまった範囲に、面で付けるように使用してください。
香水を付ける準備
香水を付けるには準備が必要です。
といっても、そこまで難しいことではありません。
「体を清潔にしておく」だけです。
なぜなら香水は、汗の臭いやほかのニオイを混じり合ってしまうと、その香りを楽しめなくなってしまうからです。

だからなるべく香水を付ける前はシャワーを浴びるなどして、体をきれいにしてください。
デオドランド剤を使用したい場合は、無香料のものを使いましょう。
香水の付け方

香水を付ける準備ができたら、上手に香水を付けましょう。
香水は肌に付ける
ときどき香水を洋服に付ける人がいますが、香水は肌に直接つけてください。
香水の成分で衣服にシミをつくってしまうこともあるので、注意ポイントです。
そして何より、衣服に香水を付けてしまっては香水を楽しむことができなくなってしまうからです。

香水は付ける人の体温によって香りが変化するようになっていて、その変化を楽しむものなんです。
香水の変化
香水は付けたときからだんだんと香りが変化します。
大別して3段階で、「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」と変化していきます。
香水の種類によっても時間の違いがありますが、だいたいの変化の特徴をみていきましょう。
◇トップノート
香水をつけてすぐの香りをトップノートといいます。
一番はっきりとその香水の香りがする時間帯です。
しかし香水に含まれているアルコール分が飛んでいないので、本来の香りがしないこともあります。

そこで物足りなさを感じて、重ね付けをしないようにしましょう。
10分ほどたってアルコールが飛べば、ミドルノートへと変化していきます。
◇ミドルノート
香水を付けてから30分~1時間ほどたった頃の香りをミドルノートと呼びます。

香水の時間帯の中でもっともきれいな香りといえ、「ハートノート」とも呼ばれています。
◇ラストノート
香水の時間帯の中で、最後のほうの香りをラストノートといいます。

ラストノートは種類によっても大きく異なり、フローラル系だとトップからラストまで12時間ほど。
ウッディ系になると24時間かかるものもあります。
香水を付けるタイミングは30分前
香水の一番きれいな香りの時間帯はミドルノート。
だから大切な人と待ち合わせをするときは、その30分前に付けるようにしましょう。
会った瞬間に、一番きれいな香りを感じさせることができます。

香水を付ける場所

スメハラにならないように、香水はふんわりと香らせたいものです。
血管の上に付ける
うまく香らせるためにおすすめの場所は、「血管の通っている場所」です。
香水のアルコール成分が、体温の高い血管部分につけることで揮発しやすくなり、少量でも香りやすくなるからです。

ふんわりと香らせるために「少量」を「血管部分」につけるようにしましょう。
耳の後ろ、うなじ
耳の後ろやうなじには太い血管が通っているうえ、日光も当たりにくい場所なのでおすすめです。
手首の内側
手首の内側も太い血管が通っているのでおすすめの部分です。

ただし香水を付けた後に、手首をこすり合わせるのはやめておきましょう。
こすってしまうと香りが飛んでしまいます!
ひじ、腕の内側
手首もそうなのですが、ひじや腕はよく動くパーツです。
動くたびに香りがほのかに漂うと、一気に女子力アップ!
ただし香水を付けた部分に紫外線が当たるとシミの原因になります。
くれぐれも紫外線が当たらない場所を選んでくださいね。
香水のN.Gポイント
香水をつけるうえで、逆におすすめできない場所もあります。
脇や足の裏といった「臭いが気になる場所」です。
臭いが気になるからと、それをごまかすために香水を付けるのはN.Gです。
汗の臭いと香水の香りが混ざり合ってしまい、本来の香水の香りが台無しになってしまいます。

臭いが気になる場所には無香料のデオドラント剤を使い、そのうえでおすすめの場所に香水を適量つけるようにしましょう。
香水を付けすぎたときは?
香水を付けすぎてしまったときは、できれば1度洗い流すことがベスト。

流せないときには濡れたコットンで拭きとるなどの応急処置をしてください。
ウェットティッシュでもO.Kです。
拭き取るときにはコットン(またはウェットティッシュ)を付けすぎてしまった場所にあて、軽く押さえるように拭きとります。

香水を使いこなして女子力アップ!
香水はよく使うけど、種類や細かいことは気にしていなかったという人も多かったのではないでしょうか。
これを機会に香水の基本も知っておいて、上手に女子力アップしてくださいね!