肌の調子を上げたいときに人気のコラーゲンドリンク。
特別な日の前夜に飲んでおく女性も結構多いようです。
しかし肌にニキビがあるなら、コラーゲンを飲むと悪化するかも!?
今回はコラーゲンでニキビが悪化する理由と、悪化するタイプ、しないタイプについての解説です。
Contents
コラーゲンの働き

コラーゲンとは、肌の真皮層で弾力を支えている成分です。
コラーゲン量が増えると、肌はハリと弾力がアップします。
逆にコラーゲン量が減少すると肌は弾力を失い、たるみやシワの原因になってしまいます。

コラーゲンドリンクを飲んでおけば、肌の調子が良くなるのもわかる働きをしてくれるわけです。
コラーゲンとニキビの関係
ところがコラーゲンドリンクを飲んだところ、ニキビが悪化してしまった!という口コミをみかけることがあります。
一方でニキビが改善されたという話も聞きます。

まったく逆の意見なのですが、どうして体験談が分かれるのでしょうか。
それはコラーゲンとニキビの関係に理由があります。
ニキビは皮脂が敵!?
ニキビは皮脂と角質が混ざり合い角栓になって、そこでアクネ菌が増殖すると発生するメカニズム。

つまり過剰な皮脂分泌が大きく影響するわけです。
コラーゲンで皮脂量が増える!?
ところがコラーゲンによって皮脂の分泌が活発になる可能性があります。
コラーゲンの働きは、肌をプルプルもちもちにすること。
そこで「肌の水分量アップ」「皮脂量のコントロール」といった効果が期待できます。

肌が通常の状態ならうれしい効果となるのですが、皮脂量が増加することでニキビが悪化してしまう場合もあるということになります。
とくに豚由来のコラーゲンは皮脂を増加させる性質があるとされているので、ニキビがある人は注意が必要です。

ニキビが悪化する人、改善する人

ではニキビ肌の人は全般的にコラーゲンを摂取するべきではないのかというと、そうではありません。
冒頭で述べたように「ニキビが改善する人」もいます。
ニキビが悪化する人と改善する人とに分かれるのは、その肌質(ニキビの原因)にあると思ってください。
オイリー肌は悪化する!?
普段から皮脂分泌が盛んな人、つまりオイリー肌の人は悪化する可能性があります。
成長ホルモンの分泌によって皮脂量が上がっている人(思春期ニキビの人)も含まれます。

10代でニキビが気になっている人や、自分はオイリー肌にあてはまるという人はコラーゲンの摂取でニキビが悪化するかもしれません。
乾燥肌なら改善できる!?
オイリー肌とは逆に、肌の乾燥によってできるニキビもあります。
肌の乾燥もまた、皮脂の分泌量を増やしてしまうからです。
さらにターンオーバーが乱れることで、角質も溜まりやすくなるのが原因です。
いわゆる「大人ニキビ」と呼ばれるニキビは、こういった肌乾燥が原因になっている場合が多くあります。

するとコラーゲンドリンクをとり入れることでターンオーバーや乾燥が改善されると、ニキビも改善できることになります。
肌の乾燥が気になっている人はコラーゲンとの相性がいいといえます。
肌の調子が上がっていると感じたら、どんどんとり入れていくといいでしょう。
ただしコラーゲンを飲み始めたらニキビが悪化した場合には、すぐに摂取をやめてください。
海洋性コラーゲンなら大丈夫かも?
しかし肌のハリをとり戻したいし、コラーゲンを肌にとり入れたい!といったときには、海洋性コラーゲンを試してみるという方法もあります。
コラーゲンは動物由来の動物性コラーゲンと、海洋生物由来の海洋性コラーゲンの2種類です。
どちらかというと動物性コラーゲンのほうが皮脂分泌を過剰にする傾向があります。

動物性コラーゲンではニキビが増えてしまったけど、海洋性コラーゲンは大丈夫だったという例も多くなっています。
海洋性コラーゲンは「フィッシュコラーゲン」「マリンコラーゲン」といった表示になっているので、原材料を確認してチャレンジするといいしょう。

コラーゲンで肌プルプル
コラーゲンは肌をプルプルにしてくれる女性の強い味方!
しかしニキビがあるときには、注意しながらとり入れていくようにしてください。