よく耳にする冷水洗顔。
ただ冷たい水で洗顔するんでしょ?と思っていませんか。
それはちょっと違います。
間違った方法で冷水洗顔をしていると肌トラブルの原因になりかねません!
しかし正しい方法の冷水洗顔ならモチモチ肌に!?
とっても簡単なのでチェックしておきましょう。
冷水で洗顔すると肌トラブルに!?

冷水洗顔ときくと、「冷たい水で顔を洗うだけ」というイメージになると思います。
ところが冷たい水で顔を洗ってはいけません。
皮脂は30度くらいの温度で溶けだすといわれています。
つまり30度以下の温度では、皮脂は固まったままということです。
すると汚れを含んだ皮脂がそのまま肌に残ってしまいます。
ゴシゴシこすれば落とせるかもしれませんが、もちろん肌をこすってはいけません。

それに冷たい温度で毛穴も引き締まるので、毛穴の中に汚れや皮脂が溜まってしまう可能性も。
こうした皮脂や汚れが肌や毛穴に残ったままの状態は、毛穴トラブルやニキビの原因になってしまいます。
だから「冷たい水で顔を洗う」は間違いなんです!
洗顔はぬるま湯が基本
では高い温度で洗えば汚れは落ちやすいのね!と思うかもしれませんが、それも間違いです。
たしかに高い温度のほうが汚れは落としやすいです。
しかし肌の保湿成分まで落としてしまいます。

肌の保湿成分は35度以上で流れ落ちるといわれています。
だから保湿成分を守るためにも、35度以下の温度で洗う必要があります。
肌を洗う水の温度は高すぎても低すぎてもいけないということです。
30度~35度のぬるま湯が洗顔の基本です!

冷水洗顔の方法

冷水洗顔をするならまず基本の温度(ぬるま湯)でしっかりと洗顔をし、汚れを落としてからスタートします。
その後に冷水で肌をバシャバシャするだけ。
とっても簡単です。

ただし水の温度が低すぎると血行不良になる可能性があるので、20度~25度くらいにしておきましょう。
こうして温と冷の刺激を与えることでターンオーバーの促進効果が期待できます。
効果の程度
ところがこれで美肌効果たっぷり!というわけにはいきません。
最後に肌を冷たくするだけでは、そこまでのターンオーバー促進効果は期待できないからです。
高い効果が欲しければ、もっとしっかりと温と冷の刺激が必要です。
洗顔のあとに蒸しタオル(レンジで簡単!)で肌をしっかりと温めてから冷水。
または洗顔前に蒸しタオルで温めてから洗顔、そして冷水。

こうして温度の差をつくることで美肌効果が生まれるので肌の調子も上がっていきます。
でも蒸しタオルは面倒くさい!というなら、最後に冷水をかけるだけでもいいでしょう。
こちらもチェック
毛穴が小さくなるわけじゃない!
肌を冷たくすることで毛穴が小さくなると思っている人もいますが、それはちょっと間違いです。
たしかに一時的には引き締まりますが、毛穴はすぐ元通りになってしまいます。
そもそも毛穴の大きさは大きくなったり小さくなったりはしません。
大きい人、小さい人はいますがそれは生まれつきです。
ではなぜ見えなかった毛穴が見えるようになったりするのかというと、それは肌コンディションに問題があります。
毛穴周辺の肌が固くなって毛穴が目立つようになったり、肌がたるむのと一緒に毛穴もたるんで目立つようになったりするのです。

毛穴が大きくなっているわけではないので、肌のキメを整えたりたるみを改善すれば毛穴はまた見えなくなっていきます。
こうした仕組みからも、温と冷の刺激で血行を良くする、ターンオーバーを促進するといった効果は毛穴に有効といえます。

冷水でシャッキリ美肌!
冷水洗顔は冷水で洗顔するわけではなく、洗顔の最後に「冷水でしめる」という形にしてくださいね。
温と冷の刺激を肌に与えることは、とくに毛穴が気になっている人におすすめの方法でもあります。
洗顔の最後にひと手間加えるだけなので、しばらく続けてみて効果を感じたら続けていきましょう。