顔や背中のニキビで悩んでいる女性は多いですが、耳にもニキビができます。
あまり目立たない場所だけに、しっかり対処するべきかそのままにしておくか、微妙だと感じてしまうところ。
そこで原因と対策をチェックし、どう対処するかの参考にしていきましょう。
耳ニキビの原因

耳たぶや耳の中にできるニキビ。
耳は、ニキビができやすい顔や背中のように皮脂が多いパーツではありません。
ではなぜニキビができるかというと、意外なことが原因になっている場合もあります。
アクセサリー
耳はピアスやイヤリングなどのアクセサリーで飾り付けすることが多いパーツ。
キチンと毎回取り外し、清潔にしていれば問題ありません。
しかし付けっぱなしにしていたり、汚れたままのアクセサリーを付けたりすると、汚れと皮脂が混ざり合ってニキビになってしまいます。

また、重いアクセサリーは摩擦も大きくなるので、その刺激がニキビにつながる場合もあります。
整髪料やシャンプー
耳はヘアスプレーやヘアワックスといった整髪料が付着しやすいパーツでもあります。
シャンプーやコンディショナーの流し残しも溜まりやすくなっています。

こうした整髪料やシャンプーなどがニキビの原因になっている場合もあります。
イヤホン
意外と怠りがちなイヤホンのメンテナンス、ちゃんとしていますか。

汚れたままのイヤホンを毎日のように使用していては、耳の中が雑菌だらけになってニキビのもとになってしまいます。
枕
枕も不衛生にしていると雑菌だらけになります。
とくに濡れたままの髪で寝てしまうと、枕はあっという間に不衛生な環境に。

そんな不衛生な枕で寝ていると、当然そこに触れている耳にもニキビができやすくなります。
耳かき
耳かきで耳の中に傷ができると、そこから雑菌が入ってニキビになることもあります。

爪で傷をつけたときも同様です。

耳ニキビの予防対策

耳にできるニキビの予防対策は「清潔にすること」につきます。
アクセサリーや枕カバーなど、耳に触れるものはつねに清潔に保ちましょう。
シャンプーやコンディショナーの流し残しがないようにし、整髪料にも気をつけてください。
ニキビが治るまでは、耳に触れる部分の髪には整髪料を使用しないようにします。

耳の中にニキビができているときは、イヤホンや耳かきを控えてください。
どうしてもイヤホンを使用したいときは、しっかり除菌対策をしたものを!
ニキビが気になるからといって潰すのはNG。
かえって悪化したり、増えてしまうこともあります。
ニキビをつぶした場所は痕にもなりやすいので注意が必要です。
悪化したニキビの対処方法
悪化していないニキビなら、清潔にしておくことで徐々に改善していくはずです。
しかし治りにくかったり、悪化していたらそれ以上の対処も必要になってきます。
市販のニキビ用外用薬を使用するか、皮膚科を受診するという選択肢になりますが、悪化している場合は皮膚科の受診がおすすめです。

皮膚科では適切な外用薬の処方のほか、状態によって排膿処置(膿を出す処置)をする場合もあります。
市販の外用薬を使用するよりも早い改善が期待できます。
表皮嚢腫に注意!
ニキビかと思っていたら、表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)だったというケースもあります。
表皮嚢腫は別名ピアス嚢腫とも呼ばれ、耳たぶの中に小さな袋ができている状態です。
そのまま嚢腫を放置してアクセサリーを使用していると、袋がだんだん大きくなってしまいます。
すると治すために耳からの切除が必要になり、耳たぶの形が変わってしまうことも…。

これは怪しいと思ったら早めに皮膚科を受診し、適切な処置をしてもらいましょう。

耳はいつも清潔に
意外とニキビの原因がたくさんある耳。
しかし清潔にしておけば、まずニキビができることもありません。
普段から気をつけて、耳は清潔にしておきましょう。