女性は男性よりも内臓脂肪がつきにくいといいますが油断大敵!
皮下脂肪のようにわかりやすくないので、隠れ肥満(内臓脂肪過剰)になっている人も…。
それは最近多い「糖質制限」が関係しているかもしれません。
では内臓脂肪と糖質制限の関係、内臓脂肪を減らす方法をみていきましょう。
内臓脂肪と女性ホルモン

男性よりも女性のほうが内臓脂肪がつきにくいのは、女性ホルモンが関係しています。
エストロゲン(女性ホルモン)が内臓脂肪を分解し、皮下脂肪へと変える働きをもっているからです。
だから女性は皮下脂肪がつきやすくなってしまうわけですが…。
女性が妊娠をしたときに胎児を守るためのメカニズムと考えられています。

ちなみのこのエストロゲンは女性にとってとても大切なもので、どんな美容液よりも効果が高いくらい肌への影響力ももっています。

しかし残念ながら加齢とともに分泌が減少され、肌の調子も下降していくことに…。
そしてエストロゲンが減少すれば、女性も内臓脂肪がつきやすくなるのです。
女性ホルモンで肌が変わる!

ダイエットと内臓脂肪

ダイエットをしている女性はたくさんいます。
なかでも最近は糖質カットを意識している人が多いのではないでしょうか。

たしかに糖質制限をすることは効果的です。
じつは肌の糖化を防ぐことにもつながります。
糖で肌が糖化するのが怖い!
動物性脂肪が内臓脂肪を増やす原因になるからです。
炭水化物を避けて肉中心の食事になっている人は注意してください。

さらに皮下脂肪の減少も内臓脂肪を増やす原因になります。
皮下脂肪が落ちすぎると女性ホルモンが減少するので、内臓脂肪がつきやすくなってしまうのです。

内臓脂肪を減らす方法

せっかく順調に皮下脂肪を落としても、気付かないうちに内臓脂肪を増やしてしまうのは残念。
見た目ではわかりにくくても生活習慣病の原因になったり、ガンの原因になることだってあるんです。
ではどういった点に注意すれば内臓脂肪を減らせるのかチェックしておきましょう。
内臓脂肪は皮下脂肪よりも分解が活発なので、ポイントをおさえることで比較的簡単に減らすことができます。
1・肉、乳製品を減らす
肉や乳製品の脂肪は内臓脂肪を増やします。

しかもこういった脂肪はコレステロール値を上げやすいという特徴も。
だからなるべく控えていくようにしてください。

どうしてもお肉を食べたいときには鶏肉。
鶏肉<豚肉<牛肉の順に脂肪分が多くなるからです。
2・魚のメニューを増やす
お肉のメニューを減らしたぶん、お魚メニューを増やしましょう。

とくに青魚に多く含まれているDHAとEPAは中性脂肪を減らしてくれるので、内臓脂肪がつきにくくなります。
・サンマ
・イワシ
・サワラ
・サバ
・ブリ
・ウナギ
豆腐や納豆などの大豆製品もとり入れていきましょう!
3・アルコールを控える
アルコールは肝臓で分解されるときに脂肪をつくってしまいます。
これはアルコールの種類には関係なく「飲んだ量に比例する」とされているので、アルコールを飲むほどに脂肪がつくことに…。

アルコールを飲む機会が多い人は気をつけてください。
4・睡眠時間の確保
睡眠不足は内臓脂肪を増やしてしまいます。

アメリカの研究チームによると、睡眠時間4時間がもっとも肥満率が高いという結果に。
そこから1時間増えるごとに肥満率は下がり、睡眠時間7~8時間がもっとも低い肥満率となります。(それ以上睡眠時間が増えると、今度はまた肥満率が上がります)
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内臓脂肪でガンになる!?
内臓脂肪がつくりだす物質は血圧や血糖値を上げ、動脈硬化を進めることでも有名。
しかしそういった生活習慣病だけでなく、ガンの発生を促すことも明らかになってきました。
乳がん、大腸がん、肝臓がんなどと関連が深くなっているので、内臓脂肪には注意していきましょう!