その保湿効果の高さから、人気が高まっている馬油。
しかし馬油が役に立つのはスキンケアだけじゃありません。
せっかく馬油をもっているならぜひヘアケアにも試してみましょう!
馬油の髪歴史は長い!

保湿効果の高い馬油はスキンケアアイテムとして使用するイメージ。
ヘアケアといえば、椿油やアルガンオイルを思い浮かべる人のほうが多いでしょう。
ところが中国の歴史の中では、5~6世紀頃に名医別録の中で「馬の油は髪を生ず」と記されているんです!
そんなに古くからヘアケアアイテムとして注目されていたんですね。

そして最近の馬油プチブレイクとともに、「馬油 育毛効果」といった検索ワードも増えはじめています。
馬油をヘアケアに使用することでどんなメリットがあるのか気になるところですね。
馬油の特徴
では馬油の髪への効果を解説する前に、少し馬油のもつ特徴についてもおさらいしておきましょう。
馬油には馬セラミドが含まれています。(セラミドは角質層内で働く保湿成分です)
同じ哺乳類のセラミドということで肌への浸透性も良く、高い保湿効果や血行促進効果があります。

さらに殺菌効果、抗炎症作用もあり、古くは万能薬として使われていた歴史もあります。
天然成分なので安全性も高く、赤ちゃんにだって使用できる優秀な油です。
馬油の効果を詳しくチェック

馬油のヘアケア効果

こういった保湿効果、血行促進効果、殺菌効果、抗炎症作用が髪や頭皮にどう働いてくれるのかみていきましょう。
フケ、かゆみ対策
馬油の高い保湿効果によって乾燥が改善されれば、フケやかゆみを抑えることができます。
また、抗炎症作用や殺菌効果は頭ニキビの改善にも効果があるので、頭ニキビによるかゆみの改善も期待できます。

頭皮環境が良くないなと感じるときは馬油のヘアケアを試してみるといいでしょう。
白髪予防
白髪は頭皮のダメージによっても増えるとされています。
馬油での頭皮マッサージをとり入れ、血行促進することで頭皮が健やかになれば白髪予防になってくれます。
育毛効果も!
馬油がもつ血行促進効果は白髪予防だけでなく、育毛サポートもしてくれます。

馬油の頭皮マッサージで白髪予防と育毛サポートのW効果!
美髪効果
もちろん髪をツヤツヤにする美髪効果だってあります。

馬油がパーマやカラーで傷んだ髪を油膜でコーティングしてくれるので、パサつきがなくなりツヤ髪に変身!
髪のうねりやクセも抑えてくれます。

ヘアケアとしての使い方

馬油がヘアケアアイテムとしても優秀だとわかれば、早速つかってみたくなりますね。
ではどんなふうにとり入れていけばいいのでしょうか。
使用するタイミングによって効果も変わってくるので、自分のフォローしたい部分に合わせてみてください。
シャンプー前
シャンプー前に使用するときは頭皮に使います。
白髪、フケ、かゆみ、抜け毛が気になる人はこのタイミングで。

まずはブラッシングした後、頭皮に馬油を馴染ませてマッサージ。
馬油のテクスチャが使いにくいときは、適量を手にとって温めてから馴染ませてみましょう。
毛穴の中の汚れが浮くようにクルクルと円を描くのがポイントです。
ただし馬油をつけすぎると逆に油分で毛穴が詰まってしまうので注意してください。
よく伸びますから少量をじんわりと広がらせていくようなイメージで使用していきましょう。
マッサージが終わったら、余った油分を髪に馴染ませて終了です。

そのままシャンプーをしてもいいのですが、できればタオルで10分ほど包んで蒸しておくと効果が高くなります。
その間に体を洗ったり、顔を洗ったりして時間をおくようにしましょう。
シャンプー後
シャンプーのあとに使用するときは、洗い流さないトリートメントとして使います。
傷んだ髪が気になる人はこのタイミングで。

しっかりとタオルドライした後に、手のひらで温めた馬油を毛先から馴染ませていきます。
「少し足りないかな」と思うくらいの量でも大丈夫。
つけすぎに注意しましょう。
馴染ませたらいつものようにドライヤーをかけるのですが、熱風が熱すぎるとせっかくのケアが台無しになってしまうので温度や距離も工夫してくださいね。

馬油をマストアイテムに
スキンケアアイテムとして人気だけど、ヘアケアアイテムとしても優秀な馬油。
コスパも良くて大活躍してくれるのでお財布にもやさしい!
とくに乾燥の季節は活用の幅も広がるので、マストアイテムに加えてみてはいかがでしょう。