100円ショップといえばダイソー!というくらい代表格。
そんなダイソーからは、ときどきコスメも話題に上ったりします。
それは100円ショップならではの話題性で「108円なのに使える!」といった口コミが広がるからです。
ダイソーの薬用美白化粧品のシリーズもその1つ。
ジワジワと口コミで人気が広がった商品なので、今回はそのコスパの良さと内容成分を検証してみましょう。
ダイソー薬用美白シリーズ
ダイソーの薬用美白化粧品のシリーズは化粧水、クリーム、美容液、ジェルの4つのラインナップ。
なかでも美容液が人気で品薄状態になっている時期もあります。
・薬用美白クリーム…25g
・薬用美白美容液…20g
・薬用美白ジェル…40g
すべて税込108円!
濃いめのブルーで統一されたパッケージは安っぽくもなく、とても100円には見えません。
薬用の意味
こちらのシリーズは「薬用」と明記されていますが、そういったフレーズは「なんとなく効果がありそう!」というイメージをもってしまいますよね。

さて薬用とはどういった意味合いをもつのでしょうか。
軽く解説しておきましょう。
医薬部外品
スキンケア用品は薬事法によって大きく3つに分類されています。
・医薬部外品
・化粧品
これらのどれに分類されているかは商品に記載されているので、化粧品を選ぶときに目にしたことがあるはずです。
医薬品は一般的な薬と同じで医師の処方が必要となるもの(医療用医薬品)と、医師の処方が不要のもの(一般用医薬品)とに分かれます。

医薬部外品は「厚生労働省が認可した有効成分が一定濃度配合されている」ものになります。
だから医薬部外品となると普通の化粧品よりも効果が高いと考えることができます。
それぞれの違いをもっと詳しく!
そして「薬用」とは医薬部外品で認められている表示なので「薬用=医薬部外品」となります。
つまりダイソーの薬用美白化粧品シリーズは医薬部外品で、厚生労働省が認可している有効成分がちゃんと一定濃度配合されているということになるんです!
108円なのに!

薬用美白化粧品の有効成分
ではダイソーの薬用美白化粧品にはどういった有効成分が配合されているのでしょうか。
パッケージの裏面を見ると、わかりやすく記載されていますね。(医薬部外品は「有効成分」を分けて記載できる。化粧品は「有効成分」として記載できないというルールがあります。)

・グリチルリチン酸ジカリウム
これは化粧水、クリーム、美容液、ジェルとすべて同じです。
では水溶性プラセンタエキス、グリチルリチン酸ジカリウムとはどういった成分なのでしょうか。
それぞれみていきましょう。
水溶性プラセンタエキス
プラセンタとは胎盤エキスのことで、日本で美容目的で使用するプラセンタエキスはおもに馬や豚から抽出したものになります。(これらは動物性プラセンタ)
植物からもプラセンタエキスが抽出できるので植物性プラセンタもありますが、動物性のように成長因子がないために効果は低くなると考えてください。※ダイソーの美白化粧品に配合されているプラセンタエキスがどちらかはわかりません。
「水溶性」とは水に溶ける性質を指すので、つまり水溶性プラセンタエキスとは「水に溶ける胎盤のエキス」ということですね。

プラセンタにはミネラルやアミノ酸、ビタミンといった栄養素が豊富に含まれているので、肌の代謝を促進してくれるという効果があります。
その代謝アップによって美白効果や肌トラブルの改善効果など、たくさんの美容効果が期待できます。
肌の活性化がサポートされるので、エイジングケアにもよくとり入れられる成分です。
・肌代謝アップ
・美白効果
・肌トラブル改善
・しわ、たるみ改善
プラセンタの効果をもっと詳しく!
グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸とは甘草の根に含まれている成分で、漢方の原料として有名です。(甘草根エキス)
抗炎症作用があり、漢方では喉の炎症などを抑えたいときに処方されます。
このグリチルリチン酸がもつ抗炎症作用や抗アレルギー作用が肌にも有効で、荒れた肌を整えてくれます。
荒れていなくても肌質をさらに整えてくれたり、荒れ予防にもなってくれます。
肌が整っていると美容成分も浸透しやすくなるし、やっぱりいろいろと有利です。

グリチルリチン酸にはこういった効果があるのですが、困ったことに水に溶けにくいという性質をもっているのでそのままでは化粧品にとり入れにくい!
そこで水に溶けやすくするためにカリウムと化合させたものがグリチルリチン酸ジカリウムということになります。
・肌荒れの改善
・ニキビの症状緩和
・赤み、炎症の緩和
・黒ずみ改善

ダイソー美白化粧品の使い方
ちゃんと有効成分が配合されていて、そのほかにも植物性エキスや発酵液などの天然成分がつかわれていて(しつこいようですが)108円!
お財布にやさしいにもほどがあります。
しかし安かろう、悪かろうでは使えないのですが、口コミもなかなかのものです。
管理人も使用してみましたが悪くありませんでした。(あたりさわりのない使い心地です)
ただし凄く効果を感じた!という感想はもてませんでした。
そのへんは肌質の違いがあるので人それぞれだと思います。

このダイソーの美白化粧品の強みはやはり価格にあるので、惜しみなく使えるのは大きなメリットです。
たとえば化粧水ならバシャバシャたっぷり使えるし、コットンパックにだって利用できます。
とにかくコスパは最強です。
一方で個人的には、ラインで使うのには不安があります。
とくにエイジングを意識する肌年齢だと保湿力が心配です。
そこでおすすめの使い方としては、「何か1つ(もしくは2つ)のアイテムだけとり入れる」という方法です。
たとえば化粧水だけとか、美容液だけをダイソーの薬用美白シリーズにして、ほかで保湿成分をしっかりととり入れておきましょう。
とくに美容液は普通の化粧品の場合、価格設定が高め。
そこで美容液を薬用美白美容液にしてみるとか。(美容液は「特別ケア」なので、本当にフォローしたいケアが必要なときには効果重視してくださいね)
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お財布事情が厳しいときに、化粧水だけ薬用美白化粧水にしてみるとか。
こんなふうに化粧品のコスト削減をしたいときに上手に利用してみましょう!
化粧品はバランス!
女性の肌は日々変化しているもので、季節によっても変わるし、月経でコンディションが変わったりもします。
そこで大切なのは自分で肌状態を見極めてあげることです。
スキンケアで肌を触るときに調子がいいか、何か物足りなくなっていないか、気付いてあげましょう。
そしてそれをフォローしてあげられる成分をとり入れていくのです。
逆に調子がいいなら、プチプラだって満足してくれます。
こうして肌と化粧品とのバランスをみながらスキンケア用品をチョイスしていってくださいね。
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