毛穴が黒いツブツブのように見えたら、「黒ずみ毛穴」という毛穴トラブルです。
小鼻の周辺にできやすく、イチゴの粒に似ていることから「イチゴ鼻」と呼ばれたりもします。
かわいいネーミングとはうらはらに、憎らしい毛穴トラブルですよね。
黒いツブツブは目立つし、しかもよりによって鼻のあたりは顔の中心だし…誰もが早く治したい!と思っていることでしょう。
では、今回はそんな黒ずみ毛穴の原因と治し方を詳しく解説していきます。
Contents
黒ずみ毛穴の原因
まずは黒ずみ毛穴の原因からです。
黒ずみ毛穴は、「目詰まり毛穴(詰まり毛穴)」が悪化したものと考えてください。
目詰まり毛穴とは
目詰まり毛穴とは、角栓が毛穴に詰まっている状態の毛穴トラブル。
その角栓が酸化して黒くなることで「黒ずみ毛穴」になってしまいます。

角栓の詰まりは過剰な皮脂分泌が原因になっていることがほとんどなので、皮脂が分泌されやすいTゾーンに多くみられます。
とくに小鼻周辺はとても皮脂分泌が盛んなので、このトラブルに悩まされている人はイチゴ鼻になりやすいのです。
角栓は古くなった角質と皮脂、さらに毛穴に残った汚れなども混じり合ってできるものです。
そもそもターンオーバーで角質が排出されるのはあたり前なのですが、その角質が剥がれないまま古くなり、そこに余分な皮脂が付着してしまうと毛穴を塞ぐ栓(角栓)となってしまうのです。
角栓をつくらせないためには「過剰な皮脂分泌はさせない」「角質を正常に排出させる」といったケアが大切です。
黒ずみ毛穴の治し方

黒ずみ毛穴を治すには、黒ずみになっている角栓の詰まりを取り除かなければいけません。
1・クレイ洗顔
角栓詰まりの解消は、すぐに結果が出るものでもありません。
まずは日々の洗顔などが基礎になってきます。

皮脂が原因になっているからと、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシと…といった洗顔方法は絶対にしてはいけません。
洗顔によって肌を乾燥させてしまうと肌の保護機能が働き、さらに皮脂を分泌させてしまうからです。
おすすめの洗顔料はクレイ洗顔料です。
クレイの中にはたくさんのミネラルが含まれていて、さらに汚れを吸着する働きももっているので角栓ケアに最適。
洗顔はゴシゴシとこするのではなく、きめ細かい泡をつくるのがポイント!
きめ細かい泡には吸着力が生まれるからです。
泡立てネットをつかってモコモコ泡をつくってくださいね!
クレイ洗顔料できめ細かい泡をつくったら、泡を肌の上でやさしく転がすようにして洗いましょう。
2・オイルマッサージ
角栓をとり除くために、オイルでやさしくマッサージするのもおすすめです。
ただし角栓が酸化している(黒くなっている)ということは、ただの目詰まりよりも頑固になっています。
スルリと取り除くことは難しいと思ってください。
角栓をやわらかくするイメージで、洗顔前にオイルマッサージをとり入れていくといいでしょう。

なるべく肌に刺激は与えたくないので、クルクル回すよりも毛穴の向きに沿ってそっと撫でるようにマッサージしてください。
それでも肌が赤くなるようだったら回数を減らして様子をみましょう。
無理なケアは禁物です。
マッサージの後はオイルをティッシュオフしたほうが洗顔しやすくなります。
おすすめのオイルマッサージ方法
3・クレンジングオイル
クレンジング剤にクレンジングオイルを選ぶのもおすすめです。
クレンジングオイルは肌への刺激が強いので本来はあまりおすすめしないのですが、角栓をとり除きたいときには試したいクレンジング剤です。
ほかのクレンジング剤よりも皮脂に馴染みやすいので、そのぶん角栓が除去しやすくなるからです。

ただし肌を乾燥させやすいので使用後はしっかりと保湿をするようにしてください。
こちらも肌の調子をみながら使うようにしましょう。
クレンジングオイルは選び方が重要!
・洗顔(クレイがおすすめ)
・オイルマッサージ
・クレンジングオイルを使用(保湿はしっかりと)
目詰まり毛穴と治し方や注意点が同じなので、こちらの記事も参照にしてみてください。
さらに手強くなっている黒ずみ毛穴にはプラスしていきたいケアがあります。
プラスケア・2選

少しでも早く黒ずみ毛穴を解消するためには、角栓ケアに加えてビタミンCとピーリングを上手にとり入れるのがおすすめです。
ビタミンCをプラス
ビタミンCには「皮脂をコントロールする作用」や「毛穴を引き締める効果」があるので、毛穴トラブルの解消にはかなり役立つ成分です。
さらに「酸化を防ぐ作用」もあるので、黒ずみ毛穴のケアにはぜひプラスしたい!

ビタミンCはそのままでは浸透しにくい成分ですが、浸透しやすくした成分がビタミンC誘導体です。
ドラッグストアに行けばズラッとビタミンC誘導体配合のスキンケア商品が並んでいますので、洗顔後のケアに積極的にとり入れましょう。
ビタミンC誘導体には水溶性、油溶性とありますが、水溶性ビタミンC誘導体を化粧水でとり入れるのがおすすめです。
・リン酸アスコルビルNa(APS)
・リン酸アスコルビルMg(APM)
・イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)
また、今一押しのビタミンC誘導体は「APPS(アプレシエ)」です。
従来の100倍もの浸透力があるといわれてる高浸透型ビタミンC誘導体なのですが、この成分配合の商品は少々価格が高くなります。
お財布に余裕があるなら選択肢に入れたい成分です。
適度なピーリングをプラス
肌の代謝が良くなれば、毛穴の黒ずみが早く外に押し出されます。
だから肌のターンオーバーを促進するためのピーリングをとり入れることで、黒ずみの早い解消が期待できます。
ただしピーリングは諸刃の剣です。
使いようによっては善にも悪にもなるということです。

肌への刺激が強いので適度以上のピーリングは角質を厚くしたり、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。
使うほどに効果が出るというものではないので、カン違いしてはいけません。
必ず自分の肌の様子をみながら、適度なピーリングをしていきましょう。
また、皮脂量を増やさないためにピーリング後は保湿をしっかりとしてください。
注意点をチェック!
アフターケアも頑張る!
黒ずみ毛穴が解消されて、小鼻のあたりがツルツルになっても油断は禁物です。
10代の頃はとくに皮脂分泌が過剰になりやすいので、またすぐに皮脂が詰まってしまいがちです。
これは仕方がないことですが、次は黒くならないように酸化する前にケアをしていきましょう。
それには日々の洗顔が大事になってきますので、皮脂分泌が落ち着くまで長期戦でも頑張ってください!