自分の運動不足を感じている女性はたくさんいます。
スポーツ庁の世論調査によると、なんと女性の80.5%が運動不足を感じているそうです。(平成31年調査)
5人に1人しか運動不足を解消していないことになりますね。
今は不調を感じていないけど、最近運動をしていないなら注意が必要です。
運動不足から体の調子を崩すこともあるからです。
今回は運動が苦手な人に向けて、軽い運動でもメリットがたくさんあるという、うれしいお話です。
Contents
運動不足のデメリットは怖い
「運動不足は体に良くない」と、漠然と考えはしますよね。
しかしなかなか運動ができないのは、そのデメリットが具体的に頭に浮かんでいないからじゃないですか。
運動不足は筋力を衰えさせるだけではありません。
運動不足によって、代謝が下がってしまいます。

するともちろん、カロリーの燃焼も悪くなります。
つまり「太りやすい体」になってしまうわけですね。
脂肪がつきやすくなるのは、加齢による代謝低下だけではありません。
逆に代謝を上げていけば、年齢が上がっても太りやすくはならないのです。
そして慢性的な運動不足は、血行を悪くします。
これが糖尿病や高血圧といった、生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
こうした代謝低下や血行不良は、肌へも影響することになります。

そう、運動不足は肌年齢も上げてしまうのです!
仕事の効率低下!?
デスクワークばかりになると、体が凝り固まってしまい、ますます血行が悪くなることに…。
さらに運動不足は自律神経系の働きを抑えてしまうので、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
すると、結果的に仕事の効率も低下してしまうかもしれません。

「忙しいから運動する時間がない」と思っている人も、思い切って運動不足を解消したほうが、仕事の効率アップにつながるのです。
→ケガをしやすくなる
・代謝の低下
→太りやすくなる
→肌の代謝も下がる
・血行の低下
→生活習慣病のリスクが上がる
→お肌に栄養が届きにくくなる
・自律神経系に影響
→ストレスを抱えやすくなる
運動のハードルを上げない

とはいえ「運動」と聞くと、なんだか面倒くさくてハードルが高い、と思う人が多いようです。
しかしそんなことはありません!
運動は簡単にはじめられるし、習慣にもしやすいものです。
楽チンな運動が効果的!
まずは、運動を難しく考えることをやめましょう。
楽チンな運動のほうが体にいい!と考えてみてください。
運動をすることによって「糖」と「脂肪」が消費されます。
この消費されるエネルギーは、運動の質によって変わってくるのです。

激しい運動ほど糖が消費され、軽い運動だと脂肪のほうが消費されます。
簡単な例をあげると、ジョギング程度の運動で、糖と脂肪が50%くらいの割合です。
だから脂肪を燃焼したいなら、軽い運動のほうが効果的といえるのです。
激しい運動をときどきするのではなく、ジョギング以下の軽い運動を習慣的にしていきましょう。
「軽い運動でいい」と思えば、運動のハードルが下がりますね!
脳も活性化される
ウォーキングなどの軽い運動は、脳の活性化にも役立ちます。
軽い運動は、記憶力を強化する「アセチルコリン」の分泌を促すからです。
さらに集中力を高める「ノルアドレナリン」という神経伝達物質の分泌も促進してくれます。

だから仕事の前や勉強の前に軽い運動をしておくと、バリバリと効率がよくなるのでおすすめです!
ウォーキングってどうやるの?
楽チンな運動のメリット

では、楽チンな運動でどんなメリットがあるのかみていきましょう。
1・老化予防
エイジングケアを意識している人ほど、楽チンな運動をしましょう!
人がもつ成長ホルモンの分泌は、20歳を超えたあたりからどんどん減少していきます。
そして成長ホルモンが減少すると、体のあらゆる部分の老化が始まってしまいます。

ところが、適度な運動は成長ホルモンの分泌を促進してくれるのです。
外見的な部分だけでなく、内臓などの内的な部分まで、体全体の老化を遅らせることができます。
2・ダイエット効果
もちろん、ダイエット効果もあります。
代謝が下がり、筋肉が衰えてしまうと脂肪がつきやすい体になってしまいます。
逆に、適度な筋肉をつけておくと代謝が上がり、太りにくい体になります。

さらに有酸素運動なら、脂肪が燃焼しやすくなります。
3・骨や関節の強化
運動をすることで、カルシウムの生成が促進されるようになります。
最近の女性はカルシウム不足が深刻で、骨粗しょう症の人が増えてきています。

しかし運動で骨や関節が丈夫になれば、いつまでも若々しく行動することができるのです。
4・疲労回復
運動すると疲れるでしょ?と思ってはいませんか。
逆です。
運動すると疲れにくい体になります。

運動を習慣にしておくと、心肺機能や血管の機能が高くなるからです。
最近疲れっぽいな…と感じている人ほど、運動をおすすめします!
5・記憶力向上
運動すると、アドレナリンやドーパミンなどの脳の神経伝達物質の働きがアップします。

最近忘れっぽいな…と気になっている人も、脳の活性化で記憶力が向上してくれます。
6・生活習慣病の予防
適度な運動は、血中のコレステロールや中性脂肪を減少する効果があります。
また、インスリンがよく働くようになるので、血糖値の上昇を防ぐ効果もあります。

高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防、さらに脳梗塞や心筋梗塞などの血管系の疾病も予防してくれます。
運動のメリット・まとめ
・老化予防
・ダイエット効果
・骨、関節の強化
・疲労回復
・記憶力向上
・生活習慣病の予防
こんなに簡単な運動でいい!

できればウォーキングを強くおすすめしたいのですが、できない!という人、安心してください。
日常の中で、できてしまう程度の運動もあります。
まずはここからスタートしましょう!
早足で歩く
買い物や通勤などで移動のときは、なるべく歩くようにしてください。
駅まで自転車の人は、歩きに切り替えてみましょう。
自宅から駅が近い人は、1つ先の駅まで歩くことにするのもおすすめです。

なるべく大きな歩幅で早く歩くとリズミカルになり、ウォーキングのような効果が得られます。
早足で10分以上止まらずに歩くことができれば、運動をしたことと同じになります。
階段を使う
エレベーターやエスカレーター断ちをしましょう。
とにかく上に上がるとき、下に下がるときは階段を使うのです。
「スローピング」といって、階段や坂道を上がったり下がったりする動作は、平な場所よりも2~3倍の負荷がかかります。
負荷がかかることによって、効率よくエネルギーを消費できます。

注意点として、階段の上がり降りはなるべくゆっくりにしましょう。
危険防止にもなるし、そのほうが負荷もかかりやすくなるからです。
楽チンな運動スタート!
運動を難しく考えず、できるところから始めてみましょう。
まずは歩く距離を増やしたり、階段を使うようにするところからです。
「歩くときは早く」「階段はゆっくり」が基本になります。
体が軽くなってきたら、ウォーキングも始めてみてくださいね!