リンゴは昔から「医者いらず」といわれているくらい、栄養価の高い果物です。
そしてリンゴは体にいいだけでなく、肌にもとってもいい効果を与えてくれます。
今回はリンゴの魅力に迫りつつ、美肌効果のあるホットリンゴについて解説していきましょう!
Contents
リンゴの美肌効果
ではまずリンゴの中にある栄養素に、どんな美肌効果があるのかみていきましょう。
ビタミンC
美肌成分としてとても優秀なビタミンC。
ビタミンCといえば美白のイメージが強いですが、コラーゲンの生成を助け、肌のハリを保つ働きもしてくれます。

さらには抗酸化作用や、皮脂コントロール作用など、とにかく美容効果がたっぷり!
・コラーゲンの生成を助ける
・抗酸化作用
・毛穴の引き締め
・皮脂量のコントロール
・メラニンの生成を抑制(シミ予防)
こうしてビタミンCは美肌に欠かせない成分ともいえるのですが、それがフルーツであるリンゴにももちろん含まれています。
りんごポリフェノール
りんごポリフェノールとは、リンゴの皮にとくに多く含まれているポリフェノールの一種です。

プロシアニジン、カテキン、クロロゲン酸、アントシアニンといった多くのポリフェノールの総称になります。
この中でも強い抗酸化作用をもつプロシアニジンが主成分にあたります。
・抗酸化作用
・血流の改善効果
・ダイエット効果
酸化と老化
ビタミンCでも「抗酸化作用」というワードが出てきましたが、ポリフェノールも抗酸化作用で有名な成分です。
活性酸素の働きを抑制(または活性酸素を除去)して、体の酸化(=老化)を抑える作用のこと
体内に発生する活性酸素によって、人の体は酸化していきます。
この酸化のせいで老化が進んでいくことになります。
だから酸化を防ぐためには、抗酸化作用のある成分をとり入れて活性酸素を抑制していくしかありません。
活性酸素の働きを抑制(または活性酸素を除去)して、体の酸化(=老化)を抑える作用のこと
りんごポリフェノールには高い抗酸化作用があるので、エイジングケアにも最適なのです。
ペクチン
リンゴに含まれているペクチン(アップルペクチン)は、整腸作用や健康効果でも注目されている成分です。
このペクチンには血液中の脂質(コレステロール含む)を下げて、サラサラにしてくれる効果もあります。

すると、肌へも栄養が届きやすくなり、成人病の予防にもなってくれます。
ミネラル
リンゴにはカリウムをはじめ、マグネシウム、カルシウムといったミネラルも含まれています。
なかでもカリウムがとても豊富に含まれています。
カリウムと新陳代謝
カリウムは、塩分(ナトリウム)の排出をサポートする成分として有名です。
塩分の排出は血圧のコントロールに大切な作用ですが、肌にとっても有用な働きをしてくれます。
なぜなら、細胞の代謝は内側にカリウム、外側にナトリウムが多いというミネラルバランスがポイントになるからです。

代謝によってカリウムが減っても、細胞の周辺にカリウムがあれば、またカリウムが戻ってくるという仕組みになっています。
つまりカリウムがたくさんあったほうが、新陳代謝に有利なのです。
リンゴに含まれる注目成分・まとめ
・ビタミンC
・りんごポリフェノール
・ペクチン(アップルペクチン)
・カリウム
美肌に効果的な食べ方

こうした美肌効果をもつリンゴ。
効果を最大限に生かす食べ方にはお約束があります!
必ず加熱する
リンゴは加熱することで成分の分子量が小さくなります。
この作用によってペクチンやオリゴ糖の吸収率が高くなり、効果は9倍にもなるといわれています。

リンゴのもつ美肌効果を存分に味わうためにも、必ず加熱してから食すようにしましょう。
皮ごと食べる
リンゴに含まれている大事な成分のポリフェノールとペクチンは、皮部分に多く含まれています。

その皮を捨ててしまっては、美肌効果も捨ててしまうことに!
リンゴは必ず皮まで食べるようにしましょう。
簡単!ホットリンゴの作り方

というわけでリンゴの食べ方は「加熱」と「皮ごと」がポイントになります。
この2つを簡単にかなえる食べる方がホットリンゴです。

お好みでシナモンやハチミツをかけてもO.K!
リンゴの選び方ポイント

ではせっかくなので、美味しいリンゴを選別するためのポイントもご紹介しておきましょう。
1・枝(ツル)がしっかり!
リンゴの枝(ツル)がしなびていないものを選んでください。

枝が枯れているものは、水分が抜けていて、鮮度が落ちている可能性が高いです。
2・ずっしり重い
リンゴをもったときに、ずっしり重いものは果汁がたっぷり!

ジューシーなリンゴの可能性大です。
3・お尻まで赤い
リンゴのお尻まで、全体が赤くて色艶のいいリンゴは、味が濃くて甘みも強いとされています。
逆にお尻のほうがまだ青いリンゴは、まだ熟していないので酸味が強い可能性が…。
4・ベタベタしてていい!
よく農薬と間違えられるようですが、リンゴの表面にあるテカリやベタつきは農薬ではありません。

テカリは熟したリンゴ自身が作りだすものなので、熟している証拠です。(「油あがり」とも呼ばれています)
つまり食べごろの証なのです!
白い粉の正体
リンゴの表面に白い粉が付いていると、よく農薬と間違えられがちですが、農薬ではありません。

この白い粉は果粉(ブルーム)というものです。
水分の蒸発を防ぎ、新鮮さを保つために、リンゴ自身で作りだしているものなのです。
ただし見てもわからないだけで、農薬が付着している場合もあります。
リンゴを皮ごと食べる前に、しっかりと表面を洗ってください。
1日1個でダイエットにも!
美肌効果たっぷりのホットリンゴ。
毎朝1個ずつ食べてみませんか。
ダイエット中の人は、朝食をリンゴ1個に置き換えるのもおすすめです!